ヴォーカルがレット・フォリスターに変わった1作目。この人のヴォーカルはそれほど評価が高くないけど、個人的には嫌いじゃない。音域が狭くブルージーな雰囲気はガイ・スペランザとは随分違うが、当時のRIOTにはなかなか合っていたと思う。「HARD LOVIN' MAN」「C.I.A」「LOANSHARK」等は結構ハマっててカッコいいし、「RESTLESS BREED」「WHEN I WAS YOUNG」といった曲での朗々と歌う感じも悪くない。独特の哀愁はそのままに、ガイ・スペランザには出来なかった事を深みのある歌唱でやれたといった感じだ。ただ、いかんせんガイ・スペランザに出来た事が出来なかった。再発盤に収録されてるライヴ・テイクを聴くとその辺が分かる。新たに得たものと失ったものが半々だったね。 アルバム全体としては佳曲が目白押しだ。哀愁のメロディーをパワフルなHRで伝えるという、初期のRIOTの魅力はそのままだ。ドライヴ感は若干後退したけど、その分ミディアム・テンポの佳曲が多い。なかなかの好盤だと思うヨ!
82年発表の4TH。 前作を最後にガイがロックビジネスに嫌気が差して脱退。新たにレットが本作から加入する。その影響からか、前作までのスピード+哀愁路線から大きくシフトチェンジし、HR然としたミディアムテンポを中心にしたナンバーがズラっと並んでいる。個人的には当時は随分違和感を感じ、ほとんど聴かなかった。が、今になって聴き直すと、むしろ今のRIOTに最も近いのは本作であると気付かされる。“THROUGH THE STORM"とは随分共通点が多いのだ。 RIOTの本質は実はここにあったのかも知れない。ただ曲自体は今でもイマイチだと思うのだが・・・・
ヘヴィでブルージーな歌声を活かしたレット・フォリスターにVoがチェンジし今までよりもアメリカンな色合いが強くなった印象がありますが彼の独特のシャウトがカッコイイ②や哀愁のあるヘヴィな③ドライブ感の強いハードロックナンバーの①ハーモニカを取り入れた⑥ヘヴィリズムプレイがカッコイイ⑤アグレッシブな⑩汗の似合うメロウな⑧等名曲が多い名盤となっています、確かにガイの憂いを帯びた歌声がない分、ヨーロピアンテイストは減少したが、レットにしか出せない哀愁が渋いし悪くない。日本版の再発に収められているSWORDS AND TEQUILA を聴き比べていただければ分かっていただけるかと思いますがいかがでしょうか?