僕は「HIGHWAY TO HELL」を聞いて、アンガスの、マルコムの、そしてボンのとりこになりましたが、アンガスのギターを聞くならコレ。「RIFF RAFF」や「SIN CITY」だけでなく、このアルバムの凄まじいSGの音を聞いて倒れそうになったのは、僕だけではないはずです。これがAC/DCのロックです。ジャケットも・・・ねえ。
クリフ・ウィリアムスが加入し、グルーヴモンスターAC/DCの楽器隊が完成したアルバム。 名盤『LET THERE BE ROCK』と似た作風ながらインパクト全開の有名曲は少ない。 とは言え、『DIRT DEEDS DONE DIRT CHEAP』と違って充実した佳曲が満載なので、平均レベルはかなり高い。 ここまではオーストラリア盤が特別だったが、このアルバムで特殊なのはヨーロッパ盤LP。 Rock'N'Roll Damnation、Down Payment Blues、Gimme A Bullet、What's Next To The Moon、Gone Shootin'、Kicked In The Teethが別バージョンな上、Cold Hearted Manが追加されていた。 さらに初回盤にはRock'N'Roll Damnationがなかったという。 Cold Hearted Manはこのアルバムに相応しい渋めのミッドテンポで、なかなかの佳曲。 だが、他のバージョン違いとともにCD化されたことがなく、聴くのは困難。 悲しいことだ。 01. Rock'N'Roll Damnation 02. Gimme A Bullet 03. Down Payment Blues 04. Gone Shootin' 05. Riff Raff 06. Sin City 07. Up to My Neck In You 08. What's Next To The Moon 09. Cold Hearted Man 10. Kicked In The Teeth これからボン時代のAC/DCを聴くなら『IF YOU WANT BLOOD』と『HIGHWAY TO HELL』が良いと思う。 手軽に名曲の固まりを聴けるからだ。 問題はその次をどうするか。 『POWERAGE』は『T.N.T.』『LET THERE BE ROCK』程の傑作ではないが、『IF YOU WANT BLOOD』とのダブりが少ない。 充実した佳曲を1つでも多く聴くなら、半分以上ダブっている『LET THERE BE ROCK』の代わりに『POWERAGE』をチョイスするのも良いと思う。
前作よりもエッジが増し、ハードロック然としたサウンドが特徴の'78年発表作品。 本作よりクリフ・ウイリアムズ(B)が参加。 オープニングにふさわしい小気味よいテンポの「ROCK'N'ROLL DAMNATION」、AC/DCならではのリフ反復ナンバー「DOWN PAYMENT BLUES」、へヴィかつファットな「GIMME A BULLET」、AC/DC史上において最もハイテンションな曲の1つである名曲「RIFF RAFF」、数多くのバンドたちにカヴァーされた名リフを持つ「SIN CITY」、終盤に向かってジワジワと盛り上がっていく「WHAT'S NEXT TO THE MOON」、ゆったりとしたリフがなぜか心地よい「GONE SHOOTIN'」、歌メロがちょっぴりWHOLE LOTTA ROSIEしている「UP TO MY NECK IN YOU」、LET THERE BE ROCKに似て勢いのある「KICKED IN THE TEETH」と、全編においてハイテンションなのがこのアルバムの特徴。 逆に言えば同じような曲調が続くとも言えるが、いずれにせよこのアルバムが名盤の1枚であることは間違いない。
ボン時代のアルバムでは、一番カゲが薄い感じですね。 オレもそんなに好きではないんですけど、友達はこのアルバムがボン 時代で一番好きだといっています。 確か、マルコムもアルバムの評価の低さに不満を漏らしていましたね。 いおっみさんが書いておられるとおり、欧州盤LPは多少違いますね。 あまり区別がつかない程度ですが、分かりやすいので… Down Payment Blues →けつが短い Up to My Neck In You →最後のギターの音が違う What's Next To The Moon →コーラスがなし Kicked In The Teeth → イントロがある って感じでしょうか。違ってたらすいません。 あとはよくわかりません…。同じように聞こえます。
定番曲てんこ盛りの「Let There Be Rock」と代表作「Highway To Hell」に挟まれてるせいで地味扱いされがちだけどこれも傑作。クリフの加入によってリズム隊が鉄壁になったという点でも無視できない作品です。あくまで個人の見解ですけどこれが一番AC/DCっぽいというか、洗練された次作に比べてまだ若干イモっぽさが残ってるところとかジャケットのあほらしさが自分の中のAC/DCのイメージに当てはまるんですよねぇ... 代表作に比べると確かに即効性には欠けるので最初の一作としてはあまりお勧めしませんが、AC/DCにハマったら絶対に聴け!と言えるアルバムです。