1997年のデビューアルバム「LEGENDARY TALES」から続いてきた物語の最終完結編となるアルバム。内容はいい意味で前作までとはあまり変わってなく、シンフォニックでドラマティックなメタルだが、よりスピーディーでアグレッシブに仕上がっている。最後の曲、10曲目の「GARGOYLES, ANGELS OF DARKNESS」は19分にも及ぶ大作で、RHAPSODY史上一番長い曲になっている。完結編にふさわしくすばらしい作品である。
(Ride)Destino(Knight)mi arrendo←ここの巻き舌最高 al tuo dominio del tempo! Morte nera dentro me! Quando copus morie tue fucut animae donetue! なぜかイタリア語のほうを英詩より先に覚えてしまうのはインパクトがあるから? なにいってっかわかんねーけどかっけー! で、とにかくレベルの高いアルバム。 ついでに…。 Moonlight is the witness of the most tragic day for our lands... nothing seems possible to change the destiny of war... これを見て「なんか変なおじいさんの声が聞こえる」「なぜか『Lament of heroes reach the deep skys ...』と歌いだしてしまう」 というあなた。あなたはもうこのアルガロードから逃げられないでしょう。Sea of Troll で海水浴したいな。
かなりの完成度のアルバムなのだが、やっている事が当初からあまり変わっていないような…Rain of a Thousand Flamesのアルバムには劣るかな…。次作ではシンフォニック・メタルという枠からいい加減はみ出してもっと色々なエレメントを吸収して欲しい。 とは言うものの、プロダクションやメロディ、オーケストラアレンジ等はやはり1級品。それにかなりの技巧軍団なので、少しプログレッシヴになったら大化けするかも(笑)
4th。最終章。 完結篇にふさわしく、最高傑作といっても過言ではない作品だと思う。 Gargoyles, Angels of Darknessは思わず涙を滲ませて聴いてしまった。感無量。 タイトル曲のPower of The Dragonflame、Agony Is My Name、The Pride of The Tyrantが好き。