クリス・インペリテリは名前が速弾きである。クリスインペリテリクリスインペリテリ・・・まあいい。 インペリテリはファンが喜ぶ正統派HMエッセンスを軸にしているだけに、同じヴォーカリストで何枚も続けると、曲にバラエティーを持たせるのが難しくなってくる。 そういう意味で、グラハム起用は大正解。 このおじさんは未だ凄まじいガナリ声を発する。しかも歌メロの収めかたが素晴らしい。 STAND IN LINEの面影が、思ったよりもずっと少ないのは驚いた。 クリスが、紆余曲折を経て自身のスタイルを確立した事の証明である。
妹に誕生日のプレゼントとして貰った(というか買ってこさせた)思い出深いアルバム… HIGHWAY STARに構成が似ているというのは頷けますが、パクリではない様に思います。 ALL NIGHT LONGに似たような曲がありますが、別にイントロのとこだけだし、それにグラハムがいるからいいんじゃないですかね。自分がもしRAINBOWにいたらって考えて作ったらしいですし。
地上最強の声を持つおっちゃん、グラハム・ボネットと再びタッグを組み、そこここに過去にグラハムが在籍したバンドからのアイディア拝借も見つけることが出来る。 しかし!!そんなことが全く気にならないほど説得力を持つグラハムのヴォーカル!!なんじゃこの声は!!このアルバムで初めてグラハムの声を聴いたけど、こんな声、それまで聴いたことないよ!!まさに最強ヴォイス!! メンバー写真でもしっかりとそのファンション・センスを披露しているところも素晴らしい!(笑) クリスのストラトによるギター・サウンドはヘヴィ且つソリッドでグラハムに負けじと力強いサウンドで対抗。 リード・フレーズの格好良さも過去最高かも知れない。 楽曲は良い曲はかなり良いんだけど、そうでないものはちょっと…。6:4くらいで良い曲の方が多いんだけどね。 パクリだなんだと言われても、俺は「SHE'S A NIGHTTIME LOVER」「FALLING IN LOVE WITH A STRANGER」は素晴らしい曲だと思う。「UNITED WE STAND」のサビメロも良い。やっぱり全体的には良い印象ですね。 俺にとってはグラハム・ボネットが質の高い正統的メタル/パワー・メタル/スピード・メタルを歌ってるだけでも十分過ぎるほど満足。そこに超絶ギターが絡んで来たら文句は言えません!! グラハムが好きなら聴きましょう!!これはクリスのファンよりもグラハム・ファン向け。グラハムの存在感が凄い!!
全編にわたってImpellitteri流のシャレが詰め込まれたアルバムだと思います。 DPやRainbowに部分的にそっくりの曲然り、オープニングの「United We Stand」然り。 それ以外にも、ふたり揃ってブチ切れてる「Slow Kill」、 ギターリフがカッコいい「Rock & Roll Heroes」「End Of The World」など、 結構いい曲入ってますよ。 Chrisの一音一音はっきり聴こえる早弾きも相変わらず素晴らしいですし、 Grahamだってどこがそんなに衰えてんだよと突っ込みたくなるくらいのガナりっぷり。 確かに昔よりキーは低くなりましたけど、その代わり野太くなったじゃないですか。
グラハムの声はあいかわらず強烈ですね!全然衰えていないとおもいますよ。むしろ迫力を増してます。 『STAND IN LINE』でもそうだったけど、IMPELLITTERIと組むとへヴィになりますね。 1曲目の、アメリカの同時多発テロの発生に際して作ったという"United We Stand"から圧倒されました。 ギターソロもなく、へヴィなリフに乗って、あのがなりヴォーカルが炸裂。 ただグラハムにこの歌詞を歌わせてもねぇ・・・とも思いましたけど(笑)。
確かに、巷に溢れていた速弾きギタリストの一人(その速さは群を抜いていたが・・・)という程度の認識しかされていなかったクリスの知名度を 一気に上げたのはグラハム参加のアルバム、Stand in Lineであることは紛れも無い事実だが Victim of the System以降、ロブ・ロックと共に定着させたインペリテリ印とも云える音楽性を愛する身としては 本作がImpellitteri名義であることに、いささか違和感を覚えざるを得ない、というのが正直なところ。 勿論、クリスがグラハムと組むことでロブに対するときとは違う側面を披露してくれたという意味では純粋に楽しめたし あくまでもシンガーなグラハム(そこが問題なのだが・・・)を迎えて勉強になったことも多かったろうと思う。が、 数々の伝説を残す問題児(ってかオッサン^^)とはコラボの域で、最初から企画モノとして、やっとけば (その時点では続けるつもりであったのだとしても)反響ってか印象も変わっていたろうにと思う。