昔、最初はLPで買いました。 なぜか曲順の番号が1.2.3....ではなく、A.B.C...でした。 なぜなら一枚のLPで「The Dark Side of the Moon」という 1曲を演奏しているとのこと。 当時そんなアーティストはいなかったのでまったく意味不明。 そして針を落とすと。。。まったく知らなかった世界が。 それから30年以上フロイドを聴き続けています。
たしか10年以上前に、深夜放送で「THE DARK SIDE OF THE MOON」というタイトルのSF映画を観た記憶があります。 月の裏側でバミューダ・トライアングルのように宇宙船が行方不明になり、そこへ向かった宇宙船の乗組員たちが、次々に腹部を三角形にえぐられた姿で見つかり……というB級ホラー作品でした。 当時はアルバムはまだ聴いてなかったんですが、ジャケには見覚えがあったので、「おいおい」と心の中で突っ込みを入れてしまいました。 この作品を聴くたびに、あの映画を思い出してしまいます。 ところでこのアルバムって、けっこうテクノ方面にも影響を与えていそうですよね。トリップ感覚やサンプリングSEの使用とか、アンビエントを聴いているみたい。 メタル耳で聴こうとするとかったるくてストレスがたまってくるし、じっくり落ち着きたい気分のときに聴いています。 心地よく眠りに落ちようとするその時、鳴り響く鐘の音にびっくりして目が醒めたりしちゃったりも。
大作志向から一転、コンパクトな曲を巧みに配置することでトータル性を生み出した傑作。全米だけでも1500万枚を売り上げ全米チャートに741週もランクインと、とんでもないエピソードに仰天。成功の要因はコンパクトな曲だろうが、YG的にはギターのデイヴィッド・ギルモアに尽きる。ギルモアのルーツはブルース系、その顔を覗かせたことで今までと確実に違う一面を見せてくれた。 On the Runと The Great Gig in the Sky のギターソロを聴けば一発で分かるはずさ。