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TEAR THE HOUSE DOWN (1990年)
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TEAR THE HOUSE DOWN
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解説 - TEAR THE HOUSE DOWN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Scary-K ★★ (2002-01-21 23:38:00)

中古で\250で売っていたので、なんとなく買ってみたのですが、結構良くて、得した気分です。(スミマセン、当時このバンドのことは気にとめてませんでした)
音はというと、いかにもな典型的アメリカンメタルです。このテが流行った世代の人は、きっと懐かしさに浸ることができます。
それから、Gは結構ウマいです。B、DはのちにBAD MOON RISINGに加入するイアン・メイヨーとジャッキー・レイモスですね。随所で聴き所のあるプレイあり。



2. 失恋船長 ★★★ (2017-03-26 13:30:47)

メロディックなアメリカンHM/HR好きにはたまらんでしょうね。優等生過ぎるきらいはあるが、計算され導かれた素直さが心地よく鳴り響き、安定感のある演奏は抜群の相乗効果を生みだしていますね。歌い手が若い頃のジェフ・スコット・ソートを思わせるのも個人的には好印象、ポップなメロディと柔らかな感触だがハード&ヘヴィなグルーブ感を損なわないリズム隊と、堅実さと華やかさを併せ持つ職人肌のギター、ある種の完成系とも言えるスタイルを手堅く引き継いだ音楽性は、奥行きのあるアレンジが行き届いており、地味だがコマーシャル性の高さと職人技が共存する良質な作品へと仕上がっています。
メロディックなアメリカンHM/HRも1990年を前に斜陽を迎えようとしていました、時期的に厳しいデビューもあり、さほど話題に上らず解散の道を辿る彼ら、個性を出す事の難しさを感じますね。




3. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-08-09 00:39:18)

台風襲来の時期になると思い出す(雑な嘘)LAから現れた4人組、その名もHERICANE ALICE(ハリケーン・アリス)が'90年にATLANTIC RECORDSから発表した最初で最後のフル・アルバムをご紹介。
景気の良いバンド名に相応しく、彼らが聴かせてくれるのは正にアメリカンな、溌剌とハジけるポップ・メタル。嵐のSEに続いてシャウト一発、少々クセの強い声質で歌いまくるVoと、冴えたソロを連発するテクニカルなG、そして厚めに敷かれたハーモニーをフィーチュアして躍動するサウンドは、遅れてきたLAメタル・バンド的な雰囲気が濃厚に漂います。
PVも制作されたパワフルにぶちかまされるOPナンバー①、ライブ映え間違いなしのキャッチーさを宿して駆け抜けるアルバム表題曲④、タイトルを地で行く屈託のなさで跳ねる⑧等、収録曲の多くはバンドが自認する「ヘヴィ・メタル・パーティ・バンド」らしいカラッとした爽快感が溢れ出すゴキゲンな出来栄え。リリース当時は「趣味じゃねえ」とスルーしてしまったのですが、改めて聴き直すと、仄かな哀感を含んで展開するサビが秀逸な⑤、Gソロの組み立ての見事さが耳を惹く⑥、Voの熱唱が楽曲の盛り上がりを際立たせる⑦等、要所に抒情メロディを配して、本編の流れに陰影を演出する手腕に感心させられた次第。特に聴く者の胸をドラマティック且つエモーショナルに締め上げる③は、このバンドの地力の高さを証明する名曲ですよ。
発表時期がHR/HMシーンの転換点と重なってしまい、期待された程の成功を収められなかった本作ですが、高品質な内容が放つ眩い輝きは今もって全くくすんではいません。力作。



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