俺はこのアルバム好きです。SCREAMING SYMPHONYにも負けてない、むしろ個々の楽曲はこちらの方がいいと思っています。 IMPELLITTERIらしいアグレッシブな曲も、ヘヴィな5,BLEEDING IN SILENCE 8,EVERYTHING IS YOU もいいですし、バラードである11,PARADISEのメロディとロブ・ロックの歌唱は素晴らしいし、この曲でのクリスによるギターソロはそれまでの彼のソロとは違い、丁寧にメロディをつないでいて、勿論速弾きもしてますがそれも他の曲のソロとは違う感触です。この曲のソロは俺が思うに彼の最高のパフォーマンスだと思います。 ただ、残念なのがインスト10,HALLOWEENがつまらない。アグレッシブな9,KINGDOM FIGHTERからそのままバラードPARADISEにつないでくれればよかったのに、と思います。少なくとも、この位置には入れないで欲しかった。 以上、残念な点もあるにはありますが、とてもいいアルバムだと思います。まだ聴いてない人は是非!!
かなり質の高いIMPELLITTERIの5th。 ①から⑦までは、名曲揃いで嬉しい。 各曲毎の配置にも配慮が行き届いているので、バランスがよい。 なぜかベストには収録されなかった名バラードOn And Onは一聴の価値あり。 もう1曲のバラードParadiseは、まあまあかな。 タイトル曲Eye of The HurricaneとMaster of Disguiseが好き。
友A「メロディーのある曲が聴きたい」 ↓ SHED YOUR BLOOD聴かせる ↓ 友A「これのどこにメロディーがあるのか」 ・・・なんてことがあった。(まあそれはイイんだけど)欠点もあるけど良い部分もあり、ファンなら必携の1枚。疾走系は相変わらずだが、バラード2曲「ON AND ON」「PARADISE」の出来も悪くない。
Answer to the Masterを完全に下地にしたアルバムScreaming Symphonyは、ファンが求める、彼の理想的なスタイルを具現化したような分かりやすいアルバムで聴き応えもあったが、同時にかなりのデジャブ感も誘発するものだった。それでもコンパクトな作風は視聴感の良さも手伝い、また時代性の後押しもあり好意的なモノとして多くのファンに受け入れられた。 そういう正統派メタルの救世主的な立ち位置でもあったインぺリテリの最新作。今回も完全に自身のスタイルを踏襲するものであり、パワフルな高速リフとシュレッドギター、スピード感を損なわないメロディックなフレーズの構築には一日の長を感じずにはいられません。楽曲の幅を持たせる為に用いられたアイデアなのか、アコギやスパニッシュ風味のフレーズなども持ち込み、類似性の緩和に一役買っています。 この手のスピードメタルを求めるファンにとっては、一つのスタイルを極めたアルバムと称賛の嵐となるのでしょうが、一つ距離を置いて眺めると、積極的な攻めの姿勢を感じさせない無難な作風に終始しており、その辺りの感性が評価を分ける最大のポイントとなるでしょう。スリルのあるプレイも、何故か興奮を覚えないのは、毎度お馴染みすぎるスケールの運用と手癖的なフレージングの構築が気になるというのがチョイと残念です。 それもこれも、クリス・インぺリテリという才気溢れるギタリストへの期待値の表れで、並のプレイヤーでないのは一目了然ですから、疾走感とパワーを兼ね備えた普遍的HM/HRが好きな方なら大いに楽しめる高品質を保持している点は、クリスの最たる魅力でしょう。 個人的には、どこかヨソ行きで置きにいった感が強く、レコード会社のオーダーの元、窮屈な環境でレコーディングしたのかなぁと、つい勘ぐってしまうのですが、1997年に、ここまでストレートな作風を貫いてきたのは喜ばしい事でもありましたね。