ホント素晴らしいアルバムです。完全に芸術の域に達しています。まさに「究極の暗黒オペラ」!重苦しさ、恐怖感、耽美性、荘厳さ、神秘性、そして陰険な空気が極めて高い次元で融合され、高度なテクニックによって、それらが聴き手に襲いかかってくる!多くのメタルリスナーに聴いてもらいたい!ブラックメタルだからと言って聴かず嫌いするのにはもったいなさにも程がある!個人的には「IN THE WORDLESS CHAMBER」が特にお気に入りです。感動的なブラックメタルではこの曲を超えるものはそう簡単にはないと思います。ジャケットも素晴らしく陰険な雰囲気を放っています。今の停滞しているメタルシーンを活気づけ牽引してくれるバンドになるのでは、とマジに思っていただけに解散は本当に残念です。ヘヴィメタル界に産み落とされた異端中の異端が作り上げた、あまりにも崇高で孤高な大傑作アルバムです。
デス・ブラック系はCradle of Filth以外は全く聞かない私ですが、Emperorに対するみんなの評価が高いため、先日購入しました。 恐怖を感じたのはCradle of Filthと一緒でしたが、恐怖の種類が違いました。Cradle of Filthはホラー的、悪魔的な恐怖ですが、Emperorは 何か時空を超越した、気が遠くなるような恐ろしさ を感じました。例えて言うなら、 「子供のころに病気(熱による風邪など)で寝ている時によく見る夢」 のような感じです。曲展開が複雑すぎるためというのもあるかもしれません。 おそらくこんなメロディは後にも先にもないでしょう。 とにかくどうしようもない恐ろしさを感じました。