BLACK SABBATH史上最も不気味で邪悪なアルバムだ。ギランのハイトーンヴォーカルがそれらを引き立たしている。このバンドは、代々ヴォーカリストの活かし方が本当にうまい。ヴォーカリスト、方向性は違えども、これぞBLACK SABBATH!と言える。これだけ徹底的に作られたアルバムにはなかなか出会えない。傑作、名盤だ。
ZERO THE HEROーッ ! ZERO THE HEROーーッ !! ZERO THE HEROーーーッ !!! ・・・(笑) これ一曲のためだけに本作を買う値打ちは充分あります! 確かに音はひどいですが、それも邪悪なムードの演出に一役買っていて、ある意味昨今の北欧ブラック・メタル勢に通じる音世界です。 イアン・ギランのヴォーカルもやりたい邦題 (なんとラップまでやってます 笑)、歌メロがてきとーなのはご愛嬌 (笑)。
パープルのイアン・ギランが加入した隠れた名盤。 一般的にはあまり評価されていないように思う。サバスといえば、大抵オジー在籍時の初期とロニー加入後の『HEAVEN AND HELL』が紹介されて、この作品を紹介されるのはあまり見たことがない。 それでも、内容は凄い!今まで一番邪悪さに満ちている。それが顕著に表れているのが③「Disturbing The Priest」と⑤「Zero The Hero」だろう。個人的にもこの2曲がこのアルバムでベストトラック。 ジャケットも衝撃的で強烈。持っているのはCDだけど、レコード屋でこのレコード盤を見たときは、CD盤以上のインパクトを受けたのを覚えている。 とりあえず、このアルバムは必聴。
本当にこれを駄作と言っていたB*紙等ほとんどの評論が「明るいギランはSabbathに会わない」...この一言でこの名盤は潰されたと思う。何それどこがマッチしてないの?Heven and Hell を求めなよ、て感じです。完成度の高いNever Say Die、Technical Ecstasyも捨てられちゃっています。 Rock'n'RollなTrahed・Digital Bitch、クリアな音質かつNWOBHMも取り入れ、ひたすらヘビーなThe Derk ~Zero The Hero、所々久々に初期ぽい暗いブルース的アレンジを導入して名盤以外の何者でもありません。
彼らの11枚目。元DEEP PURPLEでGILLANにいたイアン・ギラン(Vo)を迎えて制作されている。当時某HM専門誌のおかげで日本での評判は散々で、パープル信者、サバス信者両者から敬遠された曰くつきのアルバムである。 しかしながら内容はかなりいい。ロニー時代の音楽性は一時棚上げし、いつになく攻撃的な楽曲で占められている。 愁眉なのは再発盤のイアンを迎えてのライヴである。暴れまわるリフ、カッチリとしたペヴ・ペヴァン(Ds)のドラム、いつも以上に暴れるギーザーのベース、そして予想以上にハマっているイアンのヴォーカル。当然客の反応も最上である。選曲はイアン期の楽曲と、初期サバスの代表曲、そしてSmoke On The Water。特に初期サバスの楽曲のイアンのハマりっぷりは凄まじく、CANDLEMASS辺りのエピック・ドゥームにも通じる正統派ドゥームを見せてくれる。 先入観を取り払って聴くことが必要なことがこれほど重要な作品はないである。
6. ローランDEATH ★★ (2002-10-02 00:05:00)
9. Kamiko ★★ (2003-09-05 21:33:00)
ジャケが非常にサイケな赤ちゃんで狂気を発しているが、中身もまたオジーサバスとは一風変わったマッドテイスト。暗く重い曲調とギランの声のコントラストが異様でマッドテイスト。
12. ら~しょん ★★ (2003-12-03 14:32:00)
それにしても、イアン・ギランの明るい声と、サバスのダークな音像がこれ程マッチするとは当の本人達さえ思ってなかったのではないか。
13. STORMBRINGER ★★ (2003-12-22 17:20:00)
オジーっぽさを求めるなら、実はロニーやトニーマーティンよりも、イアンギランのほうがオジーに近いと思う。ライヴでは「IRON MAN」とかマッチしてたんじゃないでしょうか(ブートレッグほしい・・・)。
「TRASHED」「ZERO THE HERO」「DIGITAL BITCH」「HOT LINE」など名曲多い。
当時は駄作といわれてたらしいが、それはギラン=パープルというイメージがあるだけで、ギランは実はサバス的なヴォーカルでもあるのだ!
14. senasis ★★ (2004-01-23 18:25:00)
聴き手を選ぶアルバムですが、へヴィでダークでギランの凄まじいシャウトがおなかいっぱい味わえる。
③⑦⑧のシャウトは圧巻!悪魔です。ジャケットデザインの老け顔赤ちゃん(?)も作品に素晴らしくマッチしている。