B'zのバラエティ豊かなサウンドアプローチという魅力が存分に詰まったアルバム。 大きくロック化した7thから再び「J-POP×ハードロック」サウンドに回帰しつつ、 「IN THE LIFE」「RUN」とはまた違う、新しい「王道」を提示した作品。 全体としては様々なタイプの曲を詰め込んだ印象で、「LOVE PHANTOM」を始めシングルヒットも収録、 非常に楽しめるのだが、アルバム全体としての充実感にやや欠ける気がする。 タイトルの通り、肩の力を抜いて聴くのがいいと思う。
ちなみに歌詞を7thと対比すると面白い。 稲葉浩志の描く歌詞世界の主人公は、「The 7th Blues」での絶望、狂気の末に再生を果たし、 ルーズにでも前を向いて生きていかなければいけないことに気が付いた。 「ねがい」を実現するためにすがる相手は神でもなく君でもなく、自分であること。 綺麗好きな言葉が本音を邪魔していた彼に、不倫を否定しない心を「夢見が丘」が与えた。 「消えない虹」の下で、昨日には戻らない、過去は引きずらないことを決めた。 小さい事で悩んでいられないと自分に言い聞かせた「BIG」、 「drive to MY WORLD」を通して、みんなに倣って生きるだけの悲しい毎日から抜け出すことができた。 ★★★☆☆ 注目曲→「drive to MY WORLD」 出来上がったアルバムを改めて聴いた時、松本はこの曲だけをもう1回繰り返して聴いたという。 非常に完成度の高い、緊張感溢れるハードロック。
これもとっつきやすいアルバムですね。B`zファンなら大体好きでしょう。 LOVE PHANTOMは激しくかっこいー!シングルの中でも最高級ですね! BAD COMMUNICATIONはオリジナルよりこっちの方がいいかも?どうしてもオリジナルは素直に聴けません。 ↑の皆さんも言ってますが、夢見が丘は超名曲です!消えない虹とともにB`zの歴史に残るでしょう。 そして冒頭の稲葉シャウトからザ・ルーズはバリかっこいいです!HR好きなら聴きましょう!
Love Phantomというバカ売れシングルも助けて、B'zの代表作まで上り詰めた秀作。 シングルカットされているねがい、Love Me, I Love You、Love Phantomは今更言う事ないが、 ザ・ルーズやキレイな愛じゃなくても、消えない虹と他曲も物凄く耳に親しみ易いモノばかり。 Spirit LooseやBad Communication (000-18)等、遊び心も忘れていない。 名盤とは決して思わないが、B'zの代表作だと断言できる一枚。
1. spirit loose 2. ザ・ルーズ 3. ねがい (“BUZZ!!" STYLE) 4. 夢見が丘 5. BAD COMMUNICATION (000‐18) 6. 消えない虹 7. love me,I love you (with G Bass) 8. LOVE PHANTOM 9. 敵がいなけりゃ 10. 砂の花びら 11. キレイな愛じゃなくても 12. BIG 13. drive to MY WORLD 1995年、8th。全盛期。出すたびにサウンドが変わっていたB'zだが、このアルバムでB'zサウンドが確定されたと思う。 ゴージャスな楽曲。B'z入門に最適と言われていた。(今はどうだろう?) 後半がやや地味な印象だがそれは前半が濃すぎるからかな。 1~8までお薦め(笑)。