The Battle Rages OnとAnyaはいい曲だし、そしてTime To Killは上の方もおっしゃっているようにパープル最高のポップソングです。A Twist In the TaleはA Gypsy's KissやDead Or Aliveなどの流れを曲だけど、歌もソロも単調すぎるのでもう少しひねって欲しかったな。ボロクソに言われてるこのアルバムですが、そんなに悪くないですよね。ギランのボーカルがどうのこうの言う人は聴かなければいいのですし。
'93年発表。第7期唯一の作品。多分リッチー在籍時最後の作品となろう。 さて、本作だが個人的にはどう贔屓目に見ても傑作・名作とは言えない。 だが、決して駄作ではないと思う。何故か。 ①・③・⑤・⑦を除く他の楽曲に注目して欲しい。これが結構キャッチーなところもある、ブルーズテイストの佳曲なのである。 また、先ほど除外した⑤も、なにもあえてDPがやらなくても・・・とは思うが、しっかりしたフックをもつ良い曲だ。単にDPっぽくないだけ。 そういう意味で、本作は私にとっては駄作ではなく、ブルーズベースのDPが聴ける興味深い作品である。リッチーだってギタープレイに関しては決して手を抜いてはいないと思うけど。確かに気合入りまくりとは思わないが、結構随所でトリッキーなフレーズをさりげなく挿入しているし。 た・だ・し。いただけないのは過去に自分が書いた曲のリフやメロディーを使いまわししているところである。 皆さんもう周知の事実として触れていないが、あえて書かせてもらう。 ①は『BENT OUT OF SHAPE』の「FIRE DANCE」に、③は同じく『BENT~』収録の「STRANDED」に、そして⑦は『DIFFICULT TO CURE』収録の「SPOTLIGHT KID」にリフあるいは歌メロが類似する。「SPOTLIGHT KID」に関しては、『THE HOUSE OF BLUE LIGHT』収録の「DEAD OR ALIVE」も少し似ていたりするが、いかんせん曲の完成度が違う。「DEAD OR ALIVE」の方が断然出来が良い。 このように後期RAINBOWの楽曲にわざと似せて曲を作ったのは、リッチーの確信犯的な意思表示である。どんな音楽がやりたかったのかは、脱退後にリリースしたRAINBOW名義のアルバムに収録された楽曲群を聴けばわかる。 しかし、プロのアーティストとして才能の枯渇ではなしに、わざと過去の名曲に似せて曲を作るという行為は、新しい曲を望んでいるファンに対してどうだろうかと思う。あまりにもファンのことを無視しすぎているのではないだろうか。本作品においては、その一点のみが残念でならない。メンバー間の諍いにファンを巻き込むべきではなかったと思う。 と、熱い語りはここまで。 杉山武志氏の『PURPLE COLLECTION』を読むと、⑩もRAINBOWの楽曲に類似しているらしいのだが、私にはどの曲がそうなのかわからなかった。「NO RELEASE」がちょっと似ているかなあと思ったが、違うような気もする。知っている人がいたら教えて下さい。 結局のところは、RAINBOW類似の楽曲もヴァージョン違いと思って聴けば、それなりに楽しめるのである。やっぱり駄作・凡作ではないのだ。本作は。
ちょっと聴くとデフレパードかサヴァイバーのような感じの音創りで音質バランス共に良好である。全体的な曲の特徴としてはリフを前面に押し出している、リッチーが後に発表する「Stranger in us all」によく似た曲が入っている、レインボーの曲に似たリフが使われていることなどだが、これは作曲者が同一人物なのでさほど気にすることはないだろう。 難点を言えば全体的にヴォーカルラインが弱いこと。ギランの歌い方は悪くはないのだが曲としてのマッチングがあまり良くなく説得力が無いのだ。とはいえバックの演奏力は超一級である。 駄作とは言わないまでも秀でた曲は少ないが③Anyaのリフは秀逸である。
巷での評判が最悪なアルバムで、リッチーも嫌いらしいが、俺はすごいいいと思うよ。駄作なんて感じたことないしね。パクリだらけでもいいものはいい。ちなみにTHE BATTLE RAGES ONのリフはRAINBOWのFIRE DANCE、ANYAは同じくRAINBOWのSTRANTED、RAMSHACKEL MAN もなんかのパクリだとBURRNでリッチー本人が語っていた。ONE MAN'S MEATはRAINBOWのL.A.CONNECTIONに酷似してます。TITE SQUEEZEにもちょっと似てる。お薦め曲はTHE BATTLE RAGES ON、ANYA、A TWIST IN THE TALE
そんなに世間で言われているほど駄作じゃないと思います。 ディープパープルの他のアルバム同様にしばしば聴いております。 ただやっぱ蛇足と思われる曲(所謂捨て曲というもの)もあります。でもそれが数曲あったからといって駄作としてしまうのは酷です。 確かにジョーが歌っていたほうがマッチしていたであろう曲も数曲あると感じました。 でも俺はこのアルバムで好きな曲が実は多いんですよね・・・。 「ANYA」「A TWIST IN THE TALE」「TIME TO KILL」なんかは特に気に入っています。駄曲と俺が思うのは「LICK IT UP」「NASTY PIECE OF WORK」「ONE MAN'S MEAT」くらいです。 ちなみに、今作発売の時のリッチーブラックモアのインタビューでは、完成したアルバムをまったく聴かずにインタビューに応じていて、ネガティブな話はしてなかったのだが、もしアルバムを聴いてからインタビューに応じていたらどうなっていたのだろうか・・・。
The Battle rages On、AnyaはドラマティックなHRだし、A Twist In The TaleもDPらしい疾走曲。Ramshackel Manも悪くない。Time To Killなんて無理矢理当てはめた歌メロさえ直せばシングルカットしても良さそうな快活なポップナンバーだし、サウンドプロダクションも前作よりずっと良いが・・DPファンの大半には駄作の烙印を押されているようですね(苦笑) しかし、個人的にはこのアルバムのもうちょっとで良い出来になりそうでなれなかった感じがなぜか好きなんだよね(笑)
deep purple がデビューしたのはわしの若い頃で、当時は「新しい音楽が出たもんじゃ」と腰を抜かしたもんじゃった。 じゃがこのアルバムはどうもようわからん。deep purple らしう聞こえん。よそにおんなじような音楽がようさんあるように思うんじゃ...字が小さうてどうもわしには見えんしな... page and plant は深みを増しとるように聞こえるんじゃが...道の違いかの...歳をとるとどうも愚痴っぽくていかんな...
iPODを購入に伴いCDを片っ端から入れていってる時に10年ぶりぐらいに聞き直しました。当時は世紀の駄作と思ってたけど今聞くと意外とかっちょいいではないですか。 すくなくともRapture of the Deepより鋭く胸に響きました。Time To Killなんかは名曲認定されるべきでは?皆様,ぜひCDラックから引っ張り出して改めて聞いてみてくださいませ。
DEEP PURPLEの他の作品に比べると確かに劣る。捨て曲も多いし、歌メロがつまらないのも事実。 ただ、今になって見返してみると「The Battle Rages On」「Anya」「Time To Kill」「A Twist In The Tale」など悪くはない。確かに「Stranded」「Firedance」「L.A. Connection(もしくはSqeeze)」のリフは出てくるけども… レコ中はブラックモアがヤル気ゼロで、好き勝手に弾いたリフをロジャーほかがまとめたって作り方したらしいが、それにしては良くできてるんじゃないのか。 個人的に一番の聞き所はイアン・ペイスのプレイ。DP再結成(正確にはWHITESNAKE末期から)以来、“ただ重めにリズムを刻むのみ"のプレイだったペイスが、ノリを多少軽めにして手数多いオカズ(フィルイン)を多用するようになったのがこのアルバムから。70年代の超高速連打ほどまでとはいかないまでも往年の彼らしい生き生きとしたプレイを聞くことができる。DP再結成時のイアンペイスに対する不満がこの作品以降解消されたという点においては、非常に重要な作品に思える。