91年発表。彼らの最高傑作と評されるアルバムなんですが、89年の「母乳」以降のアルバムの中では、普段HR/HMを主に聴いている 人にとっては逆に一番とっつきにくいアルバムなんじゃないかなぁと思います。疾走曲はこれといってないし、 この隙間開けまくりなスカスカの空間と重心の低いグルーヴというのはなかなか馴染みにくいと思うので。 でも彼らの代表曲は何曲も入っているし、あくまでフリーのベースがグルーヴを引っ張っていく、実にカッコいい曲が多い。 「SUCK MY KISS」とか「GIVE IT AWAY」とか重心の低いグルーヴとアンソニーのラップが絡む名曲/代表曲や、 「BREAKING THE GIRL」「UNDER THE BLIDGE」といった寂寥感のある名バラードも。 でもデイヴ・ナヴァロが入った次作とか「カリフォルニケイション」以降のメロウな作品の方がむしろオススメかな…リック・ルービンがプロデュース。