なんとも評価が難しいアルバム。これまでMEGADETHの作品はほとんど追いかけてきたが、これは試聴だけして自分で買わずに人に借りてしまった。まず、音楽的にはレベルが非常に高い。曲の方向性は「RUST IN PEACE」以降のおいしいとこどり、集大成的内容。じゃあ非常にいいんじゃないのかといわれれば考え込んでしまう。問題点は3つ。決め曲、決定打にかけること。やりたいことに迷いがあるのかムステイン特有の毒気、ニヒルさと最近のポップ感との融合がうまくいってなく統一感にかけること。そしてここ3作ほど音づくりが薄く軽いので、本来の曲の迫力や威厳、冷酷さ、破滅的なムードなんかが上手く伝わらないこと。僕は彼らに、自分自身の焼き直し的な集大成作品もファンの期待に応える分かりやすさも望んでない。かつての彼らのように唯我独尊的な孤高の個性がよみがえってほしい。ムステインの能力は一切衰えていないだけに。
疾走感に欠ける1曲目のインパクトがあまりに弱いため、印象はよくない。 アルバム中盤に差し掛かるころにやっと「1000 TIMES GOODBYE」、「RECIPE FOR HATE...WARHORSE」、「DREAD AND THE FUGITIVE MIND」等、かつてのMEGADETHが得意としていたスリリングな展開の曲が表れるが、そこに織り込まれるリフがフックに欠け、過去の名曲と肩を並べる出来とまではいかない。 速い曲でもなんか疾走感に欠けるんだよねぇ・・・。 アルのギタープレイもちょっと不満。
ラストインピース2はいらないんだよ。それならリマスターのラストインピースきいてりゃいい。 だけど・・・ねえ。これは・・・・まさに微妙。 でもみんな酷評しすぎだと思うよ。まあ、1stとかと比べるとさ、今のメガデスは認めたくないけど。 DREAD AND THE FUGITIVE MINDは焼き増しとか言われてるけど、最近かなり気に入ってきた。⑫のRETURN TO HANGARは、後半のインストがすごくカッコイイよ!前半はHANGAR18のただの焼き増しだけど。⑦のPROMISESは泣けます。歌詞も曲自体も。 あと、ギターソロがなかなかカッコイイ曲が多いと思う。1000 TIMES GODD BYもその中の一つだと思う。リフは・・・・キャッチーなモノが多いです。・・・というかリフが無いモノまで見受けられます。 とりあえず、悪いアルバムじゃないです。ザクザクはありませんが、ヘビィではあります。新譜の国内版が出る前に聴いてみたらいかがでしょうか?
発売当初聴いたときは「う~ん・・」という感じでしたが、今聞いても同じ印象です(笑)。新作『The System Has Failed』の充実度と比べると、やはりこの頃のムステインはやっぱり何かもやもやというか、釈然としないものがあったんじゃないでしょうか。どうも痒いところに手が届かないアルバムです。彼ら独特のアグレッションや展開を期待して「来いっ、来いっ!」と思うんだけど、来ない(笑)。チャンスは何度も訪れるのになかなかシュートが決まらず、結局1対0で負けたサッカーの試合を見てる感じです(分かり辛!)。 正直、楽曲の並びがいまいちのような気がします。オープニングの「Disconnect」は弱い気がします。それならまだタイトル曲が一発目だった方がパンチが出たんじゃないでしょうか(それでも掴みは弱いか・・・)。日本盤ボーナスの「Coming Home」がこの位置というのも「う~ん・・」です。 しかしいい曲もありますね。僕は「Moto Psycho」「Promises」「Dread And The Fugitive Mind」「Return To Hanger」なんかは大好きです。 しかしムステインが作曲して歌っているだけで十分MEGADETH節が出るのはさすがですね。完全なるオリジナリティーはひしひしと感じられます。あと新加入のピトレリ氏はSAVATAGEの時にとは全く色合いが違いますね。うまくMEGADETHの音楽に合わせたプレイをしていると思います。何でも出来まっせ~!、という感じです。 あとジャケは僕は嫌いです。というかケース内のCD乗せるところの写真が気持ち悪くて・・・。すげ~痛そう(しかも生々しい)。だから僕はここに帯と初回限定のステッカーを挟んで見えないようにしています。ステッカー最高!!!(笑)。
なんか評判悪いですね。中途半端なんでしょうね。Megadethの作品として。 Megadethとして聞かなくても正統なヘヴィメタルで通用する良作だと思います。なんかバスドラムの音がすごいはっきりドコドコ聞こえるような気がします。ギターが思いっきり前面に出てこないからなのでしょうか。こういうところもやはり中途半端って感じなんでしょうね。 「Rust In Peace」を思いっきり意識したアルバムと解説に書かれていますね。よく歌詞を読んだりすればおぉなるほどって思います。曲名からわかるものもありますね「Return to Hangar」ですね。 僕は良作と判断します。Megadethロゴもマスコットキャラも復活したわけですしね。
メガデスにしてはパッとしない、ノッてこない。 それが正直な印象。この後にリリースされる作品が凄いだけに、復帰作という割にはかなり意気消沈。 ただこのアルバムにはdread and the fugitive mind という必殺キラーチューンがあるのが凄い。これだけの曲作れて他がどうしておもしろくない楽曲がズラリと並ぶのかが逆に不思議。 ちなみに「return to hangr」はhangar18の焼き直しっぽいので、凄くて当たり前。
"Disconnect"・"1000 Times Goodbye"・"Recipe For Hate...Warhorse"・"Dread And The Fugitive Mind"・"Return To Hangar"などなど、なかなかカッコいい曲が多いと思います。 "Coming Home"・"Promises"・"Silent Scorn"は静かな落ち着いた曲で,絶妙な箸休めになってます。