未だ来日していないブリティシュロックバンドの中でも大物中の大物。 それがTHE WHO である。特にステージにおけるエキサイトぶりは昔から有名で英米においては今や神格化されている。そんな彼等が1970年に発表した作品がこのLIVE AT LEEDSである。この頃の彼等は前年のアメリカツアー(この時にはウッドストックフェスティバルにも出演)さらに続くヨーロッパツアーと精力的にステージをこなし,グループとしても絶頂期を向えていただけに,このアルバムにおける彼等のライブパフォーマンスはまさにロック史に残る名演と言えよう。 また,このアルバムにおける彼等4人共,並のテンションではない。その中でも特にドラムのキースムーンが一人,縦横無尽のごとく暴れまくる姿はある種,美しささえ感じる。