アンジェラは確かに上手いんだけど、「怒」の表現しかできてないので正直好きではない。ヨハンはそれに加えて「哀」の表現が絶妙で、あの声を聴くと胸を締め付けられそうになる。 そしてこのアルバムの内容だが、The ImmortalやDead Insideのような突進力抜群の疾走曲、キャッチャーなSilverwing、スローなタイトル曲に哀愁漂うAngelcrowなど、デス系とは思えないほどバラエティに富んだ内容となってます。哀愁・叙情の面では前作に引けを取るけど、プロダクションもすごく良くなってるし、ヨハンもだいぶ上手くなっている。速い曲も多いし、ボーナストラックもおいしい。間違いなく一番バランスが取れたアルバムであり、ARCH ENEMYの最高傑作だと思います。 また、この時の来日公演を収めた「BURNING JAPAN LIVE 1999」も必聴!