1991年8月12日、Elektra Recordsよりリリースされた5th Album。
通称「ブラック・アルバム」
Metallicaで初めてBillboard 200で全米1位を獲得し、合計350週以上チャートインしている。シングル「Enter Sandman」「The Unforgiven」「Nothing Else Matters」も、全米トップ40入りした。
彼らは自分たちの音楽の表現範囲を拡大する一方で曲のテンポを落とし、当時のグランジ・ブームをヒントにヘヴィネスやグルーヴを重視した音楽性を志向した。この過去に例のないMetallicaの音楽的変化は1980年代のヘヴィメタルブームが終わった後の新しいロックの形の一つとして、シーンやミュージシャン達に大きな影響を与えた。
バンドは3年に亘る長期間のワールドツアーを終えた後、暫く休養期間に入る。そして本作以降Metallicaのアルバムの音楽性は、リリースのたびに全く異なる形相を呈することになる。
レコーディング中にKirk Hammettは最初の妻Rebeccaとの3年の結婚生活に終止符を打った。同時期にLars Ulrichも1988年に結婚した最初の妻Debbie Jonesと離婚している。
2014年までに世界で3,000万枚以上、2015年8月までにアメリカ国内だけで1,620万枚以上のセールスを記録している。
2012年の『ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』では255位にランクイン。
Recorded:October 6, 1990–June 16, 1991 at One on One Recording Studios
Producer:Bob Rock, James Hetfield, Lars Ulrich