個人的には、このアルバムこそがDIOの最高傑作。曲調もヴァラエティに富んでいるし、メロディも最高。勿論ヴィヴィアンのギターはいいし、御大の歌唱は言わずもがな。最後の“Egypt(The Chains Are On)"のミステリアスな曲調も、“Gates Of Babylon"を(やや)思い出させます。“We Rock"“The Last In Line"などの有名曲など、秀曲揃いです。
(1)「WE ROCK」と(2)「THE LAST IN LINE」は名曲。スピードナンバー(4)「I SPEED NIGHT」、妙にさわやかな(6)「EVIL EYES」、ポップな(7)「MYSTERY」、妖しい雰囲気が漂う(9)「EGYPT」と、曲のヴァリエーションも豊富な傑作です。 ロニーの歌声の魔力は素晴らしいなぁ。
超名曲"We Rock"で幕を開けるDIOの2ndアルバム。 続く"The Last In Line"でもロニーのゴッドヴォイスが炸裂!!(ラァムゥゥゥゥ!!じゃないよ) この他にも、"I Speed At Night" "Evil Eyes" "Mystery" "Egypt"等 ロニーのVoとヴィヴィのGが堪能できる高品質のHMを、全9曲収録した本作は間違いなくお薦めできる名盤です。
Holy Diverももちろん素晴らしいですが、名曲とそうでない曲とのギャップが 激しいかな。こちらは、悶絶の名曲"We Rock""The Last In Line"の2曲が飛びぬけて ますけど、他の曲もなかなか。 Evil Eyes,One Night In The City,Mysteryも相当名曲だと思います。 I Speed At Nightも良いけど、Stand Up And Shoutの二番煎じって感じがします。 もちろん、良い曲ではありますけどね。 ベスト盤も出てますけど、それよりもまずはこのアルバムから聴きましょう!
1stの音楽性・様式美メタルを引き続き追求した2nd。 前作との違いは・・・初っ端から「We Rock」~「The Last In Line」と、彼らの代表曲と言えるキラー・チューンが存在するコトでしょう。 楽曲の充実度、全体の完成度はコッチのが少し上・・・かな? 21世紀の今、このアルバムを「初めて」聴く人が・・・どんな印象を受けるのか・どれ程のインパクトを感じるのかは解りませんが(正直古臭いという感想もあるでしょうね)、間違いなくコレは名盤の一枚でしょう。 今時のHM/HRバンドで、(この頃の)ロニーくらいの力量を持つヴォーカリストが・・・はたして何人いるでしょうか。
個人的にはホーリーダイバーよりこちらのアルバムが好きです。ホーリーダイバーを一枚そのままライブでやる企画が成り立つくらいであれば、こっちもやって欲しいくらい。ロニーはいつも完璧.どのアルバムでも言うことは無い。先のホーリーダイバーでまだヴィヴィアンは若かったと書いたけれど、このアルバムに彼の完成形がある。構築された様式美ソロのThe last in line、ワイルドに迫る We rock、彼の十八番フレーズが満載の Evil eyes、そして彼の最高速ソロが聴けるSpeed at nightと大きく成長している。ただ残念なことにそこから彼はジョージリンチの真似に方向転換しようとするのだな.次のアルバムはその結果、非常にソロの質が低いアルバムになっている。
まさしくヘヴィ・メタルを代表する「最強アルバム」です。 バンドとして最高潮に結束力を固持できた時期だったからこそ、このような「魂」のこもったアルバムが作れたのだと思います。事実、この時期のライヴ映像を観ても本当にすばらしいパフォーマンスを繰り広げています。 昔私の知り合いが「The Last in Lineアルバムのジミーベインのベースがすごくロックというか、ガッツを感じさせるのよ」と言ってましたが、まさしくその通りだと思います。 名前と同じでかなり「地味」なベースかもしれませんが、ジミーベインとヴィニーアピスのリズム隊はこれまでのバンド史においてもかなり最強の部類に入る、と思っているのは私だけでしょうか?。 このアルバムでも黒のヤマハのBB2000ベースを使ってると思うのですが、ベース側でどのようなボリュームセッティングをしていたのかがすごく知りたいですね。 私の予想ではリア、フロントピックアップともボリューム全開で、トーンボリュームはしぼってるのかなと思うのですが。 どなたか詳しくご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。
'83年にリリースされるや、全米アルバム・チャート最高23位にランクインしてプラチナムを獲得。自他/名実共に認めるDIOの代表作たる2ndアルバム。 スピーディな“WE ROCK”で幕が上がり、続くのは重厚なアルバム表題曲“THE LAST IN LINE、後半にはポップ風味を効かせたメロディアスな“MYSTERY”を配して、最後はドラマティックなへヴィ・ナンバー“EGYPT”で締め括る・・・という構成は、まるでデビュー作の曲順と鏡写しのよう。 強力無比なロニーのVo、ヴィヴィアンのフラッシーなGワーク、ヴィニーのソリッドで疾走感溢れるドラミングから生み出されるハードネスやドラマ性を損なうことなく、正式メンバーに昇格したクロード・シュネルが奏でるKeyのフィーチュア度も高められた楽曲は、それと共に一層キャッチネスが強化。雄々しくノリ良く勇ましく、全世界津々浦々のHR/HMファンの合唱を誘発しながら駆け抜ける“WE ROCK”は、DIOの追求する音楽の一つの完成型を提示した永遠のロック・アンセムと言えましょう。 その他にも、邦題“闇夜の暴走”に相応しい飛ばしっぷりが痛快な“I SPEED AT NIGHT”、ロニー独特の絡み付くような歌唱がエキサイティングな“ONE NIGHT IN THE CITY”、キャッチーな“EVIL EYES”等、DIO入門編にこれ以上ないぐらい相応しい、名曲揃いの名盤。 個人的にDIOのアルバムで一番好きなのはデビュー作なんですが、最高傑作ってんなら間違いなくコレかな、と。