『Don't Give Up』ながれるようなギターソロには当時高校時代でしたが惚れ惚れしてました。ほんとに良く聞いたアルバムです。またあのストレートでかっこいいリフも大きな魅力ですよね。解散してからヴィトブラッタは10年以上息をひそめてますが、またいつかあのギタープレイを披露して欲しいものです。いやーライブで見たかった。
上のimoganさんではないが、とにかく「LADY OF THE VALLEY」に尽きる。 これはドラマティックで哀愁と感動に満ちた名曲である。最高。 他の曲も佳曲揃いで、名盤といわれるのもうなずけるね。 言われているようにヴィトのギターはヴァン・ヘイレン的で(バッキングに顕著)聴き応えがある。いわゆる“メロハー"とは全く別次元の個性を持つバンド(賛否両論あるヴォーカルも含めて)だったね。
“WAIT”(8位)と“WHEN THE CHILDREN CRY”(3位)という2曲のヒット・シングルを生み出し、アメリカだけで200万枚以上を売り上げたWHITE LIONの自他共に認める最高傑作、'87年発表の2ndアルバム。(プロデュースはマイケル・ワグナー) 当初は先入観から「どうせLAメタルだから能天気なんだろ?いいよ、俺は」と及び腰だったのですが、実際に聴いてみれば、本作はそうした思い込みをまるっと覆される見事な出来栄え。(我ながらこのパターンが多い) ザラついたハスキーな声質のマイク・トランプが歌うメロディや、エディ・ヴァン・ヘイレンばりのフラッシーさ&エモーショナルな表現力を併せ持ったヴィト・ブラッタのGプレイが発散するウェットなヨーロピアン風味と、思わず合唱を誘われるキャッチーなサビメロに、美しいハーモニーといったアメリカンな味わいとがバランス良く配合されたサウンドは、能天気どころか、6対4ぐらいの割合でヨーロピアン風味の方が勝っていますよね、これ。 特に、ヴィトの劇的な構築美を湛えたGプレイが映える冒頭3曲の流れ、そしてハードにして繊細、且つドラマティックな5曲目“LADY OF THE VALLEY”は、イントロからして猛烈な求心力を発揮するWHITE LION屈指の名曲ではないかと。 幅広い層のHR/HMファンにアピールし得る魅力を備えた名盤です。