このアルバムは凄い!何度聞いても「スピード・パワー・メロディー」の洪水にやられるよね!このアルバム(というかBLIND GUARDIAN自身)の凄いところは、一つの曲に惜しげもなく違うメロディーをつぎ込んでるところだと思う。3rdあたりから見られる手法なんだけど、このアルバムからは特にそれが強いね。サビのコーラスに至るヴァースのフレーズを、1番、2番・・・(この言い方が正しいかは分からないけど)で変えている。だから、一つの曲なのに、それぞれが組曲のようなドラマ性を持ってる。しかもその一つ一つのフレーズの質が高い!メイン・ソングライターであるハンズィとアンドレの、並々ならぬ才能を感じるね。どの曲も隙がなくて素晴らしい。個人的に好きな曲を挙げると「TIME WHAT IS TIME」「JOURNEY THROUGH THE DARK」「BLACK CHAMBER」「QUEST FOR TANELORN」「ASHES TO ASHES」「THE BARD'S SONG」「SOMEWHERE FAR BEYOND」とまぁほとんど全曲になっちまう(笑)!そん位凄いアルバムです!発売から10年も経つのに、未だに毎日のように聞いてます。 ん?っていうことは3000回以上聞いてるんかぁ!!?おぉぉ~そりゃ凄え!自分でも関心しちまうよ(笑)!
個人的に、ブラガのアルバムでは、3rdと本作の4thが好きですね。90年代初頭 といえば、ガンマレイとブラガに、はまっていてよく聴きましたね。 収録曲については、①②⑤⑨⑩、といったところが好きですね。 ①、「Time What Is Time」、よく聴きましたねぇこれは。静かなイントロは、綺麗 だし、サビは疾走していながらも、歌メロが結構メロディアスで、展開構成も抜群。 ②、「Journey Through The Dark」は、疾走感抜群でかっこいいですね。 ⑤、「The Quest For Tanelorn」、劇的でドラマティックな、サビが印象的です。 ⑨、「Somewhere Far Beyond」、本作のハイライトがこの曲だと、俺的に思います。 劇的に疾走しているし、サビのクワイアがかっこいいし、民族的なパートが印象的で ギターソロも抜群で、聴き所がいっぱいある、超名曲です。 ⑩、「Spread Your Wings」、言わずと知れた、Queenの超名曲のカヴァーで、かなり かっこいい、パワーバラードに、仕上がっていますよね。 あと、アルバム全体に言える事なんだけど、かなりRPG的なアルバムですよねぇ。 当時は俺も、FFシリーズや、DQシリーズなんかをする時のBGMに、このアルバムを使用 しましたねぇ。メイデンやレインボーも、使用しました(笑)。 それと、ジャケットなんだけど、やっぱりこれもRPG的です。ファンタジーですね。 そして、裏ジャケ、なんとこれは、OZZYの「Bark At The Moon」のパロディではない ですか(笑)。ブラガのメンバーはきっと、OZZYの強烈なファンなんでしょうね。 最後に。かなりお薦めのアルバムです。特にラプソディのファンの方なんかは、きっと はまると思います。ぜひ聴いてみて。超名盤ですよ。
このバンドについてはいまだにジャーマンメタル云々と言われてますが、私から見ればこれは完璧な正統派メタル。少なくともこのアルバムに関してはそうです。「Defender of the Faith」の時のJudas Priestがスラッシュメタルを通過し、ドイツという土壌の中で進化するとまさしくこういう音になる感じです。爽快さを通り越してほとんど激烈なまでの疾走感といい、スラッシュに近いニュアンスの刻みといい、全編を支配するダークで神秘的な「闇」を感じさせる雰囲気といい、スタイル的な類似点こそ認められるもの音楽から受ける基本的な印象がHelloween系とはまるで異なります。よってHelloweenやその分派の産業ロック的に過剰にライトアップされた明るさやあざといまでにキャッチーなメロディがどうも苦手、という硬派なスピリットの方も気勢をそがれることはないでしょう(今となっては以外に聞こえますが、この頃の彼らがフェスなどでよくSepalturaやKreaterと共演していたという事実を考えると、日本はともかく本国では当時どういう界隈のバンドと見られていたかが、それとなくわかります。)。
ジャーマンメタルのベテラン、ブラインド・ガーディアンの4th。1992/2007作 アコースティカルなイントロから続く“Time What is Time"の激しさ、ダイナミックさにまずやられる。 本作あたりからハンズィのヴォーカリストとしての成長も感じられ、世界観を歌い上げる説得力が加わった。 続く“Journey Through the Dark"の疾走感に拳をかざし、“Theatre of Pain"のクラシカルさに浸り、 “The Quest for Tanelorn"のサビでの大合唱、“The Bard's Song"では吟遊詩人の気分になって、 ファンタジーの世界にどっぷり。そして極めつけは、7分を越える“Somewhere Far Beyond"の ドラマティックさに悶絶。曲ごとの密度も濃く、構成的にも完璧なファンタジックメタル作品である。