これがDPでは一番好きです。 初期DPって音が古臭くてあんまり好きじゃないので。 ってまた敵を作ってしまったかなぁ(笑)。 オープニングのNOCKING AT YOUR BACK DOORなんかものすごい名曲だと思ってるんですが。 何度聴いても飽きない。それにバラードのWAYSTED SUNSETも涙なしには聴けない素晴らしさだし。 94点。
わかる気がします。KNOCKING AT YOUR BACK DOOR のoutroなんて、リッチーのギターソロの中でもトップクラスでしょう。後期レインボー~再結成パープルにかけて手グセが多くなってきましたが、インプロヴァイズとの比率が絶妙ではありませんか。聞き入ってしまうと泣きそうになります。イアン・ペイスも楽しそう。 95点。
レインボーさえリアルタイムでほとんど知らなかった自分(82年当時、メンバーをすぐ首にするリッチー・ブラックモアという変わり者のギタリストがいるな、ぐらいにしか思ってなかった。)が、84年夏にラジオから偶然エアチェックしたSMOKE ON THE WATERをきっかけにして ようやくハードロック(≒ディープ・パープル)に目覚めたばかりのころ、このアルバムの曲を リアルタイムで聴いた。そういう意味では、パープルの全アルバム中MACHINE HEADとともに最も思い入れの深いアルバムだ。何回も聴くほど味わいがでてきて実にいい。 KNOCKING AT YOUR BACKDOOR, WASTED SUNSETSが特にお気に入り。
再結成パープルの作品の中でのトップ3は、1位はこの作品、2位はこの作品の次に発表された「the houseof blue light」3位は「紫の聖戦」だと思う。 しかし、各作品を比べると、かなりできばえに"差が"生じてしまっている。そんな中でも本作は現役時代のアルバムとくらべても引けをとらない、素晴らしいできばえだと思う。この作品と「the house...」以外での再結成ディープ・パープルの作品ははっきり言って駄作だと思う。特に「slaves and masters」は好きになれなかった。 ジョー・リン・ターナーがパープルのヴォーカルという事実に拒否感が生まれたからだけではなく、曲そのもののクオリティーが低すぎたというところに原因があるのかもしれない。
JudasのDefenders of the Faithと共に当時ヘビーローテーションで聴いていたアルバム。80年代のキラびやかな産業的サウンドとはだいぶ違うのだが、他のメンバーもWhitesnakeを通過したりして円熟した演奏をしているのがとてもカッコいいですね。LAを中心としたHMブームのさなかベテランがしっかり力を見せ付けたというアルバム。ま、モノホンはやっぱり違うねー。みんなの大好きなRainbowを解散させてしまったわけだからこれぐらいは作ってくれなきゃ困るっつーことでメロディラインもギランの当時の能力に合っているので耳馴染みは良いでしょう。再結成パープルだけが持つ独特の間みたいなモノがとても素敵です。 Knocking at Your Back Doorはリッチーが第一期DPの頃からモノにしていた奇抜なブルーズギターを堪能出来るし。Burn辺りに通ずるジャズ+クラシカルの強烈なキメの聴けるA Gypsy's Kiss。リッチーの天才的メロディ能力の本質に迫るWasted Sunsetsの色気たっぷりのソロフレーズは一聴の価値はあるでしょう。1分45秒付近のコードチェンジ部分、曲調は違うけどバビロンの城門のソロのグッと来る展開を思い出させてくれました。Perfect Strangersのプロモのギランとリッチーの握手拒否シーンは笑えます。
僕ははちべえさんとは違う意見で、「KNOCKING AT YOUR BACK DOOR」のあのイントロこそアルバム冒頭にふさわしいと思ってます。 もちろん「A GYPSY'S KISS」も好きな曲です。 「PERFECT STRANGERS」はZEPのカシミールをパクッたように聞こえるし、「HUNGRY DAZE」には「SMOKE ON THE WATER」を思わせる歌詞が出てくるけど、まぁそれもDPならではってことで。
DP復活の記念すべきアルバム!往年のDPファンにとっては、黄金期とさえ呼ばれる第2期 のメンバーの復活はまさに夢のよう。。。内容的にもDPの持ち味、真髄が随所に散りばめられ、クオリティーの高い作品群によるアルバムだ。「PERFECT STRANGERS」はZEPのカシミールをパクッたように聞こえるとかいう空耳アワーのようなくだらん評価をする者もいるようだが、DVDで観る限りでも、イアン・ギラン、リッチー全快といったところです!私はこの曲、インディアン音楽風に聴こえるのですが。。。?(笑)でも、やはり、ギランとリッチーの組み合わせが、DP音楽の核となってきたことを証明したアルバムともいえる。やはり、他のアルバムに比べて、はっきりとギラン節、リッチー節がカチッとしまったいかにもDP、これぞパープルと言わせるグルーヴを生み出している。。。涙、涙、涙!!!しかし、どうしてこうまで、この二人は性格が会わないんだろうか?確かにギラン氏のぽっちゃりムチムチした体型はリッチー先生の揶揄するところとなったのは確かなようだけど(ロード氏言)。。。バンドをなんとか切り盛りしてきた彼の苦労もひとしおだったのでしょう。。。因みに最近「イアン・ギランを救え!」というHPを見て彼の体重と歌唱力との相関関係をグラフで検証しようとする試みに酷くショックを受けつつ、爆笑してしまいました。。。(笑)イアン・ギラン・フォー・エバー!! 追伸・・・はちべえさんの意見には賛成です。「KNOCKING AT YOUR BACK DOOR」のトーンは第2期後期の「紫の肖像」の色あせてきた時期の哀愁に満ちた曲調に近いし、曲自体も一番長いので、なおさら、エンディングにすべきだったと思います。。。 追伸2・・・産業ロックなる言葉はおよそS・Y氏などの評論家達による造語だと思いますが、そもそもビートルズといいZEPといい元はロックは一種の資本主義体制音楽産業として今日に至っている訳で、もって、その音楽性について云々するのは筋違いと考えます。芸術とお金は切っても切れない相関関係にあることは、クラッシック界であろうが、美術界であろうが、古今東西普遍ではないのではないでしょうか?重要なのは、それにどれだけ共鳴できるか、作品と自己との精神内部での邂逅であり、共鳴での昇華であると思っております。。。だから、そもそも評価という行為自体虚しいことなのだと・・・極論すれば、そういうことにもなるように思います。。。ただ、過去において、全共闘世代に見られた政治的・思想的(あるるいは個人的主張)・・・メッセージの象徴がロックだった・・フラワームーブメントのような・・・ということはとはおもいますが。。。こと純粋に音楽的側面から言うとそれも当てはまらないし、一つのフォルムがこの世に出現し、大衆に浸透する時の波動なりエネルギーとそれ以降のものとは、衝撃性・インパクトの面で自ずと差異が生ずるのは仕方のないことでしょう。。。
このアルバムが発売されて20年の歳月が流れたが恥ずかしいことに本作をこれまで一度もまともに聴いたことがなかった。今回たまたま聴く機会があったので感じた思いを書こうと思う。 音は後期RAINBOWをそのまま引き継いだ感じで聴きやすい。産業ロックという言葉は嫌いだけれども'80年代主流のロックの音と言える。少なくとも「MACHINE HEAD」のような重さはない。 内容としてはやはり①KNOCKING AT YOUR BACK DOORの出来のよさが光る。②⑥も良い。 このアルバムが成功したのは「DEEP PURPLE」というネームバリューの強さが少なからず作用していると言っても嘘にはならないだろう。しかし現在聴いても古さを感じさせず楽しめるということは基本がしっかりしていて良く出来ているからだ。 名盤というにはいささか戸惑いがあるがなかなかの良作だと思う。
再結成の噂がずっとあった第2期DEEP PURPLEが遂に再始動。多くのファンは往年のキレまくった暴走ロックを期待したが、いきなり後期RAINBOW時代から存在していた「Knocking at Your Back Door」でスタート。 当然あれっ?と肩透かしを喰らったファンも多かったでしょうが、ここはかつてのバンドと切り離して聞いて欲しい。 貫禄溢れるオープニングナンバーはライブでも重要なレパートリー、その雰囲気をそのままに、またも後期RAINBOWな「Under the Gun」の登場と完全にアダルトなロックサウンドへと変貌を遂げました。