2曲目「Jawbreaker」で、最後の最後まで絶叫シャウトをためてためて、最後に「ジョォ~ブリィィィィィカァァァァ~!!!!」というところ、いつ聞いてもチビっちゃいそうですよ。その次の「Rock hard ride free」では、泣きまくりのイントロギターをお楽しみいただけるのではないでしょうか。そしてそして、4曲目ジューダスプリースと数ある名曲の中でもずば抜けた曲だと個人的には思っております「The sentinel」全てが素晴らしいが、もともとインスト曲だったものだから、1曲通してギターリフだけに集中して聴いてみるとこの曲の素晴らしさが浮き彫りになるような気がする。ギターをバックにヴォーカルが入っているような感じ。さすがのロブのヴォーカルもこの曲のリフの前には霞んでしまう...。
JUDAS PRIESTの最高傑作として「PAINKILLER」や、「SCREAMING FOR VENGEANCE」をあげる人が多いようだが、俺はこのアルバムこそがJUDAS PRIESTの最高傑作だと思う。まさにこれぞ HEAVY METALだ。「SCREAMING FOR VENGEANCE」の流れを引き継ぎ、それでいて原点回帰した素晴らしいアルバム。とにかく一曲一曲が凄い出来である。「FREEWHEEL BURNING」「JAWBREAKER」などに見られる疾走感、メロディーはJUDAS PRIESTの魅力を最大限に引き出していると言えよう。K.Kとグレンのリードギターも凄まじいものがある。「FREEWHEEL BURNING」のツインリードを聴けば、圧倒されること間違いなしであろう。また、「ROCK RIDE FREE」や、名曲「NIGHT COMES DOWN」では、泣きのギターとは何たるかを思い知らされるのだ。ロブの感情を全て入れ込むようなヴォーカルも素晴らしいの一言に尽きる。そして・・・・JUDAS PRIEST最高傑作の逸曲、「THE SENTINEL」!!夜を思わせるようなイントロから、一気に疾走していく曲展開は圧巻!ヴォーカルのパフォーマンスもハイトーンと共に「魂」が込められているようで、鳥肌ものだ。。ソロ直前、直後の"間"を活かしたドラムも感動ものである。だが、何といってもギターが凄い!イントロ、サビでのリズムギターは死ねる。そしてソロ。まず初めのライトハンド奏法で、完璧にノックアウトされる。その後も、K.Kとグレンのリードプレイに圧倒されっぱなしである。最後のツインリードなんかもう・・・。とにかく一回聴いたら涙が止まらなくなるような感動をおぼえた。最初から通して聴いたらなおさらだ。このアルバムを知らずしてHMは語れない。
前作の大成功を受け、さらに磨き抜かれた楽曲で黄金時代の絶頂期を迎えた'84年発表の9thアルバムです。邦題は『背徳の掟』。メタル様式美の究極形を示し、同時に実験的な作風にも挑戦。自らを“MASTER OF ALL METAL"と呼び、ヘヴィ・メタルの守護者たることを宣言したこの作品は、最高傑作の呼び名も高い驚異の完成度です。(個人的にも完成度は1番だと思いますが、好みで言えば4、5番目くらいかな) まさしくヘヴィ・メタルの教科書。 (1)「FREEWHEEL BURNING」は攻撃性を前面に押し出した疾走曲で、かなり異色で強烈な曲。(2)「JAWBREAKER」、(3)「ROCK HARD RIDE FREE」、(4)「THE SENTINEL」はそれぞれヘヴィ・メタルの最高峰と言って過言ではない超名曲で、文句のつけようがありません。この冒頭4曲の隙のなさは信じ難いほどで、あまりに美しく、凄絶。リフ、ツイン・リード、歌、全てが完璧で、1音たりとも不必要なところがありません。 では最初の4曲以外はどうなのかと言うと、実は次の4曲もまた名曲だったりするのが恐ろしすぎ。(5)「LOVE BITES」はロブの妖しさ炸裂の、独特の雰囲気を持った曲。こんな曲を名曲にできるのは、グレン・ティプトンとK.K.ダウニングという奇跡的なコンビの才能あってこそ。(6)「EAT ME ALIVE」は獰猛さを持ちながらも小気味の良い疾走曲。威厳に満ちた(7)「SOME HEADS ARE GONNA ROLL」、荘厳で叙情的な(8)「NIGHT COMES DOWN」はいずれもメタル・ゴッドの貫禄を感じさせる重みのある曲。 で、最後に(9)「HEAVY DUTY」~(10)「DEFENDERS OF THE FAITH」という小粒な組曲で締められるわけですが、これが前の曲までの出来に比べるとさすがに落ちるので、捨て曲扱いされることが多いようです。でもこれはライヴ合唱用メタル・アンセムだし、重厚かつキャッチーで、悪い曲ではないんですよね。途中に入ったらアルバムぶち壊しですが、最後にまるでアンコールのように入っているのは納得できます。 メタル・マサ氏によるアルバム解説も、やっと報われたぜ、どうだ俺の眼に狂いはなかったろってな感じで自信に満ちあふれております。 リマスター前のアルバムは録音レベル(音量)が低く、そこに不満があった人も多かったと思いますが、リマスターで改善されています。 リマスター盤ボーナスのバラード「TURN ON YOUR LIGHT」は穏やかで美しい曲で、こんな良い曲を未発表にしていたなんて、もったいなさすぎ。なんて贅沢なバンドでしょう。 「HEAVY DUTY / DEFENDERS OF THE FAITH」(LIVE)は、聴いててちょっと辛い出来でした。レアな曲だけに、もっと良いヴァージョンを聴いてみたいです。
Dave Holland万歳(またこれかい) 他の人が良い良い言ってる繰り返しにならないように、わたしは別の立場で。 私はバンドの雰囲気を決定するのはドラムだと思ってます。 彼のハイハットの音がいい。おそらく全身全霊を込めて叩いてるのが伝わってきます。普通、ハイハットはあんまし力一杯叩かないもんですが、彼のそれはとてもパワフル。 よくJudas Priestはツインギターの絡みが話題となるのですが、それに絡んでくるドラミングもとても良いです。隙間を完璧に埋めます。「はっ」とする曲の休止も実はギターは止まっておらず、彼のドラムの一瞬の休止で作られていたりします。 個人的に好きなのは、Eat Me Aliveのギターソロの後のパート。2分10秒あたりのバスドラの音ですな。ギターソロの前のパートでは踏んでなかったのに、そこだけは四つ余計に踏む。大好きです。聴いてて私も床を踏みならしてます。
前作「SCREAMING FOR VENGEANCE」と並び称される、ヘヴィ・メタルの名盤。 個人的には前作の方が好きだけど、本作の方が湿り気のあるブリティッシュなサウンドで、曲の哀愁度も上だと思う。 JUDAS屈指のスピード感に満ちたHMの超名曲「FREEWHEEL BURNING」、1曲目の勢いを失うことなく、かつ、メロディに哀愁のある「JAWBREAKER」、展開が非常にドラマティックで、泣かせるギター・ソロを聴かせる、これまた哀愁度抜群な「ROCK HARD RIDE FREE」、「THE HELLION」にも匹敵するほど劇的なオープニングからの展開が素晴らしい「THE SENTINEL」、ヘヴィでモダンなサウンドの「LOVE BITES」、スラッシュ・メタルのような荒々しさの「EAT ME ALIVE」、他人の作品だが、古典的な歌メロとギター・リフがかっこいい「SOME HEADS ARE GONNA ROLL」、ロブの歌唱とギター・ソロが美しいバラード「NIGHT COMES DOWN」、引きずるような重さの「HEAVY DUTY」から、最後はメタルの挽歌とも言うべき「DEFENDERS OF THE FAITH」で締めくくられる。 前半の素晴らしさと比べてしまうと後半の曲の出来は落ちるが、捨て曲はない。 この「アルバムが一番!」というファンも多いのでは?
PRIEST全作品中僕はこれが一番好きです。 「PAINKILLER」ももちろん好きで大傑作だとは思いますが、あっちは硬派過ぎると言うか、男臭さ全開といった感じで。一方こっちは美男子というか色男のようなアルバム。つまり言ってしまえば雰囲気の違いなんです。「PAINKILLER」「SCREAMING~」は近藤勇型、「DEFENDERS OF THE FAITH」は土方歳三・沖田総司型という感じでしょうか。要するに知的な色気があるんですね。 代表曲「The Sentinel」なんて色気の塊のような曲だと思います。バリバリのメタルですけどね。色気を通り越してエロさまで感じかねない曲だと思います。 とにかくメタル好きなら諸手をあげて喜ぶアルバムだと思います。 変な評価の仕方でごめんなさい(笑)。