メタルゴットとして君臨するジューダス・プリーストがメタルゴットの座を不動のものとしたアルバム。 H/R・H/Mシーンの移り変わりの中で常にトップに位置するジューダスの80年代前半での名盤だと思う。 またH/M界にとってもこのアルバムのもたらす意義は計り知れないものがあると思う。 THE HELION/ELECTRIC EYESはこれを知らずしてジューダスを語るべからずという程の超名曲。 RIDING ON THE WINDでの強烈なドライブ感、BLOOD STONE,ANOTHER THING COMIN'での重々しい中に感じる ROCK'N ROLL感、タイトルチューンSCREAMING FOR VENGEANCEでの凄まじいまでの疾走感等、聴き答えたっぷり。 なんと言っても全般を通してそのサウンドメイキングが素晴らしい。まさに HEAVY METAL = 重金属 といった感じを初めて具現化している。 特にドラムサウンドは特別なハイテクニックは聴かれないがそのドライブ感に圧倒される。 ジューダスの数々の名盤の中でも最もすごいアルバムだと思う。
3. ターク ★★ (2000-01-26 04:51:00)
『THE HELION』~『ELECTRIC EYES』の繋ぎ2曲は有名。 で、疾走曲『SCREAMING FOR VENGEANCE』もこの時代としては新鮮で、 メタルキッズの心を一身に引き寄せました。 ジューダスの中では名盤とされています。 このアルバムは、どちらかというと内容よりも『意義』の方が、 大きく取りあげられている気がします。
メタル史上最高のオープニングナンバーTHE HELLION~ELECTRIC EYEから始まる超名盤! こーいちさんの言うように1,2曲目がすごすぎるため名盤とされている感はあり、アルバム全体としての完成度はPAINKILLERのほうが勝っているとは思いますが個人的には3のRIDING ON THE WINDがすべて。 あまりにも1,2曲目がすごすぎるため他の曲がぱっとしない感があるが、この3曲目も聞いてみてください。
本作の顔は、ジャケットも主張するThe Hellion、Electric Eyesですね。 たった30秒の曲の中で強烈なインパクトを残しているんですから。 この緊張感は、Riding On The Windまで一連の持続性を醸し出していると思います。 これらの曲以外にも、佳曲がありますが、 目立たないのは不運!最初の30秒が全ての鍵です。
まさにハイクオリティー。素晴らしい!コアなファンの血を沸々と煮えたぎらせる強烈なオープニング「THE HELLION~ELECTRIC EYE」、息つく暇もなく破壊的「RIDING ON THE WIND」へとなだれ込んでいく、もう圧巻としか言いようがない。"これだ!これなんだ!"と拳を振り上げずにはいられない。これだけをとってみても買いの価値はあるというもの。破壊的なのはこれだけにとどまらない。個人的には彼等の数ある名曲の中でもベスト10内には入れたいタイトルチューン「SCREAMING FOR VENGEANCE」、アグレッシブで怒涛のごとくうねりくるギターリフ、これを聴いて血沸き肉踊らない者はメタルファンではないね。それほどの強烈なインパクトだと思う。確かに1,2,3に圧倒され他の曲のインパクトが薄れているといわれればそうかもしれない。しかし、それまでの緊張感が途切れることなく、どの曲も適度な疾走感があってキャッチー、グルーヴィなので飽きることがないのだ。「BLOODSTONE」、「DEVIL'S CHILD」あたり十分ファンにアピールするものがあると思う。 タイトルチューン「SCREAMING FOR VENGEANCE」に対し、かつて「これだけ人気のあるかっこいい曲をなぜライブでやらないのか?」の問いにメンバーは「こんな複雑な曲をライブでやるのは至難のわざだ」と答えたらしい。どういう意味か・・・技術的なもの?いや違う。歌詞の内容にあった。彼等は自分たちの曲がいかに社会に影響を及ぼすかを知っていたのだ。私はつねにこの名曲をライブで一度でいいから聴いてみたいと思っていた。しかし彼等は永遠にやることはないと思う。それでいい。彼等の心遣いをしっかり受け止めたいと思う。
正直に言ってしまおう・・・。 METALLICAからHMに入った俺がこのアルバムを手にしたのは、10年位前だろうか。そのときの正直な感想は「???これがメタル・ゴッドの最高傑作?ダルイじゃん!」だった(笑)。当時はスピード&パワー命だったから。若かったっすねぇ(笑)!分からなかったから、あえて少し間を置いて聴き直してみたら、分かったっすよ(笑)!「THE HELLION~ELECTRIC EYE」がこんなにカッコいいなんて!それに続く「RIDING ON THE WIND」も、前2曲との組曲風でいい。随一のスピード・ナンバー「SCREAMING FOR VENGEANCE」でのロブ・ハルフォードの鬼のようなヴォーカルなんか、正に神々しい輝きを放ってると思う。「(TAKE THESE)CHAINS」での哀愁漂うメロディーも秀逸だ!曲の良さもさることながら、そこまでに至るJUDAS PRIESTの歴史、ひいてはHMの歴史まで考えると、正に歴史に残る名盤といえるだろう!ただ、あくまで個人的には「PAINKILLER」「DIFFENDERS OF THE FAITH」の方が好きっす。まぁこれは個人的な好みなんで・・・(笑)。
HM/HRという音楽にとってあまりに重要な、'82年発表の8thアルバムです。邦題は『復讐の叫び』。買った当時はこれと『PAINKILLER』をとっかえひっかえ毎日聴いてました。多くの人の人生を変えたであろう罪深きアルバム(笑)。これでメタラーになった人、多いでしょうね~。 40秒ほどの序曲(1)「THE HELLION」から(2)「ELECTRIC EYE」の流れはまさに究極。HELLOWEENを始め、数多くのバンドがこの序曲~疾走曲というパターンを模倣し、メタル様式の基本形となっています。彼らが教科書と呼ばれるのもわかりますね。 (2)から間髪入れずに怒濤のドラミングでハイテンションに始まる(3)「RIDING ON THE WIND」への流れも素晴らしく、息つく暇もありません。 キャッチーな(4)「BLOOD STONE」、メロディアスな(5)「(TAKE THESE) CHAINS」、妖しい(6)「PAIN AND PLEASURE」は、他の曲に比べると目立たないかもしれないけど、いずれも佳曲。 解説のおかげでギター・ソロがジャケの《ヘリオン》の復讐の叫びに聴こえてしょうがない(7)「SCREAMING FOR VENGEANCE」はあまりにかっこいいし、フレンドリーなリズムがアメリカで受けたヒット曲(8)「YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN'」は、やっぱりついつい身体を動かしたくなります。 (9)「FEVER」はイントロだけでもう泣きたくなるような、抑えた叙情性がたまらない名曲。 ラスト(10)「DEVIL'S CHILD」はライヴで合唱を誘う親しみやすい曲で、また頭からアルバムを聴き直したい気分にさせてくれます。 あまりに(1)~(2)、そして(7)の印象が強いので、全体を見ると曲の出来にばらつきがあるような印象を受けますが、ヴァラエティ豊かで曲順も考え抜かれた、良く出来た構成のアルバムです。聴く人の様々な嗜好に対応した、まさに世界制覇盤。歴史的価値を考えれば、文句なしに超名盤です。 前作が駄作扱いされていたこともあり、セー○ク氏の解説も熱がこもっております。 ボーナス・トラックの「PRISONER OF YOUR EYES」は7分を越える美しいバラードで、間奏部のギター・ソロがたまりません。ロブの歌も少し抑えた歌い方ながら、切々と胸を打ちます。HALFORDのライヴ盤にも新録でこの曲が収録されてましたが、個人的にはこっちの方ヴァージョンの方が好き。なんで未発表だったんでしょう? 「DEVIL'S CHILD」(LIVE)は、聴いててなんか笑っちゃいます。どうしていきなりハイトーンになるんだろー。
あとから、JudasPriestのファンになった人はおそらくこの辺りから遡っていくことが苦しくなってくると思われる。だって音源が時代のせいでどんどんしょぼくなっていくからね。いや、おれがそうだったのさ。オレ的には80年までが限度なのね(^^) Point of Entry、British Steelあたりが限界。ただ、78年ものでSin After Sinという傑作が出てくるので油断ならない(^^) 今でこそ、このアルバムは超大好きアルバムですが、はい、正直に申しますだ。87年に買ったんですが、1,2年封印してました。ビデオでみてScreaming for VengenceのギターソロがMetalギターソロの元祖であることに気がつきまして、アルバムを丸ごと聞き直したら、いいったらありゃしない。子どもでした。 今から見ると確かに音源は細い。だけど曲はまっことすばらしい。他の人も書いてるように、The Hellion~Electric Eyeの流れはもうねなんというかミスターメタル。おそらく100年後の人も同じものをどこかで聴いてるはず。 個人的には、BloodStoneのノリが好き。この曲がなかったら、KIX~Gun'N'Rosesの流れもなかっただろう。とってもPOPでありながら、「金属」的な何かをひしひしと感じる。 ちなみにRobHalfordはシャウトやスクリーミングの王様みたいに言われているが、このアルバムでは「七色の声」の一端をかいま見られる。万能タイプなどという言葉は陳腐。やはりこの人は「神」だ。普通の人が努力で到達できるレベルを遙かに超えている。しかも、今でもレベルアップして活動してるんだから、、、、もう言葉が無い。
すまん、もう一回書かせて。 このアルバムは一枚丸ごとで一つの作品と考えてみて。 The Hellion~Electric Eye が第一楽章かつ第一のサビ、そしてScreaming for Vengenceが第*楽章にして第二のサビ。 そして、最終楽章であるDevil's Childの湿り気がありつつクールなドラム。この曲はメロディよりもこのビートが印象に残る。心臓の鼓動のような雷鳴のような。うーなんといっていいものやら。 Dave Holland万歳。(←表現が思いつかなかったらしい)
JUDASのアメリカでの成功を決定付けた名盤中の名盤。 前作まで曲のシンプル化を辿っていたJUDASであったが、本作ではリフのかっこよさはそのままに、疾走感、メロディ、ギター・ソロと失いかけていたものを取り戻し、メタル・ゴッドの冠にふさわしいアルバムとなった。 威厳に満ちたオープニングの「THE HELLION」から超名曲「ELECTRIC EYE」への流れの素晴らしさについては言うまでもないだろう。 間髪入れずに雷鳴のようなドラミングで始まる「RIDING ON THE WIND」も格好いいギター・リフを持った名曲だ。 ギター・リフの格好よさではこちらも捨て難い「BLOODSTONE」、他人の曲であるも哀愁のあるメロディが美しい「(TAKE THESE)CHAINS」、ロブの情念のこもった力強いヴォーカルが印象的な「PAIN AND PLEASURE」と続き、復讐の叫びとの邦題がピッタリな、ロブの凄まじいスクリームとツイン・リードの教科書とも言うべきギター・ソロが聴ける「SCREAMING FOR VENGEANCE」、そしてギター・リフが恐ろしくかっこいい、JUDAS最大のヒット曲ともなった「YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN'」、哀愁、メロディアス、ポップと色々な要素を兼ね備えた隠れた名曲「FEVER」、明るいリフとメロディに高音ヴォーカルか乗った「DEVIL'S CHILD」でアルバムの幕を閉じる。 個人的には本作こそが最高傑作。
今となってはそれほど熱狂的に好きなアルバムではなくなったけれど、ヘリオンからエレクトリックアイは不動の4番的存在です。ペインキラー、フリーウィールバーニング、ラムイットダウンと競う様は、今年の巨人の4番争いよりずっといい(笑) YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN'って何となくPOINT OF ENTRYっぽくありません?これとTROUBLESHOOTERを入れ替えても気がつかなかったりして…
「HELLION~ELECTRIC EYE以外は、一体何が凄いのか解らない」という意見は色んなトコで聞く。確かに地味な曲が多いし、「PAINKILLER」路線がベストと考えているファンには少々物足りないかも知れない。でも、わたし個人としてはどれも大好きな曲ばかりなので、何にも問題ないです。 ボーナストラックの「PRISONER OF YOUR EYES」がビックリするくらい素晴らしいので、リマスター盤購入をオススメ致す。
バンドがHR/HMブームの中心的存在となる上での足がかりともなった、最高傑作との呼び声も高い'82年発表の8th(邦題は「復讐の叫び」)。 プロデューサーはトム・アロム。 前作での簡素化されたサウンドから一転、かつてのスピード感、メロディ、ドラマティックな曲展開といった美点を取り戻し、強力なリフとツイン・リードによるギター・ソロも充実させた意欲作で、英国のバンドならではの叙情性と適度なアメリカン・フレーバーとが上手くミックスされた作風が見事である。 HM史上において最も劇的なオープニングともいわれる「THE HELLION」からスピード感あふれるリフがあまりにかっこいい「ELECTRICK EYE」への流れは超強烈! 激しいドラミングとギター・リフがダイナミックな「RIDING ON THE WIND」、ロブの高音スクリームと流麗なツイン・リードによるギター・ソロが素晴らしい「SCREAMING FOR VENGEANCE」、突き進むようなギター・リフが単調ながらもかっこいい、アンコールでもおなじみのヒット・チューン「YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN'」といった名曲も聴き逃せない。 その他、印象的なギター・リフを持つ「BLOODSTONE」、ボブ・ハリガン・JRのペンによる叙情的な「(TAKE THESE) CHAINS」、ロブの情念のこもった歌唱が聴ける「PAIN AND PLEASURE」、叙情的なメロディとドラマティックな曲展開が美しい「FEVER」、バック・コーラスとの掛け合いもキャッチーな「DEVIL'S CHILD」といった好曲揃いで、捨て曲は見当たらない。 リマスター盤はボーナス・トラックに美しく叙情的なバラード「PRISONER OF YOUR EYES」とロブのハイ・トーンが凄まじい「DEVIL'S CHILD」のLIVEヴァージョンを収録。 個人的には、本作品こそがPRIESTの最高傑作である!!
ギターソロなどを徹底排除し、メタルらしい硬質なサウンドで統一された「BRITISH STEEL」、 アメリカナイズドされたサウンドが賛否両論を呼んだ「POINT OF ENTRY」を経て誕生した、 JPならびに80年代メタルシーンを代表する傑作。 HM/HR史上最高のオープニングと称された「The Hellion-Electric Eye」を始め、全編通して「JPらしさ」が爆発! HM/HRの一つの理想型とも言えるこのアルバム以降の活躍振りは、皆さんご存知のとおり。 当然ながら捨て曲は無し。さらに、リマスター盤には「Prisoner Of Your Eyes」という(良い意味で)とんでもない曲まで収録されています。 JPを聴くにあたって、最初に「PAINKILLER」は多分強烈過ぎると思うので、初心者の方は本作から聴いて時代を遡って行くのがいいかも?