AXE KILLERから1stとセットでリマスター再発されたので聴いてみましたが、正統派の匂いを残しつつメロディ志向に舵を切ったのがハッキリと分かります。 Keyを取り入れてのポップな歌メロ重視の曲作り、外部ライターの起用など「売れ線」と言われることは避けられないかもしれないですが、OUT FOR BLOODのイントロなど随所随所でツインギターが奮闘しているので、「軟弱」の一言で片付けられたことに対して言いたい。「ちゃんと聴いてないなぁ」。 メジャーから出ただけあって、レコーディングスタッフ(エディ・クレーマー、ロン・ネヴィソン)も豪華。 曲もとにかくメロディアスに仕上げて質も十分。しかしながらセールス的には惨敗。結局はアルバムのクオリティが話題性に勝てなかったということでしょう(SHYで言うところの「EXCESS ALL AREAS」ですね)。 ただ曲が良いだけじゃだめなんだなぁということについて考えさせられた1枚。