本作の中にあって特にポップな1曲、例えばTNTの"Tell No Tales"収録曲群辺りと同種の香りを感じます...我輩的にはね 当時のデビー・ギブソン辺りが唄ってもハマりそうだが、そうなると単なるポップスになってしまいそうな曲なんだけれど、クリアで芯のある音作りとメネン氏の力強さを感じさせる歌唱もあってかポップでキャッチーなハードポップ路線は特に取っ付きが良い1曲に仕上がっていると思います
1988年発表の1st。 皆さんご存知のとおりロビー氏加入前のツインG編成の頃のアルバムですが、この時点で外部ライター+キーボードを多用しておりサウンド的には2ndとあまり変わりません。 「部分部分は良いんだけど、曲全体で言うと・・・」な曲が多く、出来的に詰めが甘い部分もありますが、2ndと続けて聴くと楽曲面での成長振りが分かって面白いです。 LOOKING FOR LOVEやFEATHER IN THE WINDあたりは結構いい線行ってるとは思うのですが。
曲の出来の面で詰めの甘さが目立った1stから、いきなりのこの成長っぷりは凄いと思う。 作家(ポール・レイン)が変わっただけでここまで完成度が違うとは・・・。 Keyと一部の曲作りで参加のロビーもソロよりは控えめながら抜群のメロディセンスを発揮してます(LOVE NEVER DIESやTOO BLIND TO SEEのような、癖の無くしっとりした曲も書けるんだなぁというあたりに彼の凄さを見た)。 こういうアルバムが陽の目を見ずひっそりと埋もれているので、メロディアス系は益々発掘しがいがあるというものです。 このアルバムを最後に解散というのが実に惜しい。