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SWEET REVENGE (2008年)
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SWEET REVENGE
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解説 - SWEET REVENGE
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1. 失恋船長 ★★★ (2018-11-07 12:12:57)

90年代の中頃から精力的な活動を続ける稀代の名シンガー、VOICE OF GODの名を欲しいままにしているグレン・ヒューズが1989年にロビン・ジョージと組んでアルバムを作るも契約に至らず埋もれていた一品。ロビン・ジョージがライセンスを取りようやく2008年に世に出たのが今作です。
薬と酒に溺れ多くの問題を抱えていたグレン。その為に80年代と言う大切な時期にキャリアを築く事が出来なかった。そんな私生活に問題を抱える扱いづらい男の黒歴史時代の作品でも、そんあ不安を微塵も感じさせないソウルフルな歌声を聴かせているのだから驚きです。グレン関連は黒っぽさが強く、ハードさが薄めの曲が多い。その為にイマイチのめり込めないんだという方も多いでしょう。今作は全ての曲でロビン・ジョージが主導権を握っているだけに、中途半端なソウルは無し、ロックシンガーとしてのグレンの旨味をたっぷり味わえるサウンドとなっています。
あくまでもデモ的な音源です。もう少し手直しも必要でしょう。そんな環境下でも凄みを感じさせるグレンのパフォーマンスに脱帽。堅実なブリティッシュロックに華やかさを持ち込んだグレンの存在感の大きさに助けられていますね。

契約に至らなかったグレンは、DOKKENを解散させたドン・ドッケンの新たなるバンド、DON DOKKENにヴォーカルアドバイザーとして参加。アルバム用に作られた曲にグレンが歌を吹き込んだデモがブートとして出回るのですが、ソウルを歌わないグレンの力強さに脱帽です。その後、あのアルバムを歌うドンには役者が違うと本気で思いました。そんな才能に溢れた男が、日の目を浴びる事無く埋もれていたんだから…自分が悪いんですけどね。
その後はジェフ・タウンズと曲を作るもリリースに至らず、ジョン・ノーラムの2枚目のアルバムに参加。ツアーに出るも薬と酒を止めれずにグレンはジョンを満足させる事は出来なかった。1994年に、その北欧人脈を頼り、ソロアルバムをリリース。日本と北欧で火が付き再び復活の足がかりと掴むまでの過渡期を知りたいファンにとってもありがたいアルバムですよ。
⑦は映画ハイランダーで聴けます。



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