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The Beauty and the Beast (シン・聖なる守護神)
Dance with the Witches (失恋船長)
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The Beauty and the Beast

その昔の学生時代に聴いた作品でして、このバンドに最初に触れた作品でもあったと思います
確かに本作も弱流通ながら「JIMCO」から国内発売されたり、その後の作品も「テイチク」辺りからとかあったと思いますが、一般にはやはりマイナーバンドという認識が強いんでしょうね
ドイツの一マイナーメタルバンドだった訳で、予算的に厳しい条件下で製作されたのだろうと想像するが、それまでの如何にもなイメージから脱却を図ったりすると共に作曲という事でもよりメロディ面に力を注ぎ、また女性Vo.をゲストに迎えたりと出来る限りの事は行った意欲作となっていると言えるでしょう
特に..."夜明け!?"を意識したのかは分からんですが出だしからそれらしいKey.からというタイトル曲などは顕著でしょう
あくまでメロディはキャッチーでありながら前述のゲスト女性Vo.(Lisa Wheeler)を起用する辺りはアレンジにも相当気を使った事がわかりますし、ヨーロピアンな空気感をしっかりと残している辺りも素晴らしいです
また何処か儚さを感じさせるバラード⑤"Tears By~"も秀逸といえるでしょう
スローに展開するエピカルな響きもある⑦"Russia's On~"などのヘヴィさを求められる展開ではその裏声ハイトーンの非力さは如何ともし難いのだが、その辺も含め愛すべきジャーマンなのでしょう
そして⑧"Cheyeme(Where The~)"に於ける疾走感はそのジャーマンメタルの維持のようなモノを感じさせます
次作後に中心とも目されていたLee Tarot(G.)が脱退してしまい、その後はやや精彩のない作品を連発し一時活動停止に追い込まれるが、'02年の復活作"Dance With The Witches"は中々の会心作だったと記憶します
しかし初期作品の中という事なら本作をオススメしたいですね

シン・聖なる守護神 ★★★ (2024-06-16 09:45:49)


Dance with the Witches

復活作とはなっているがオリジナルメンバーはヴォーカルのアンディ・ミュックのみ、そしてオープニングでSTAXのカヴァーをやるという荒技も展開、なぜ幕開けがカヴァーソングでミドルナンバーなのか?このバンドのイメージとSTAXは結びつきませんが、それでも、この中世ヨーロッパ的な世界観をイメージさせたイントロと抱き合わせた事で、今作の方向性みたいなものは見えたが、個人的には②からがスタートだろうと思う。しかし中盤で登場する⑤などを聴くとオープニング効果が聴いており、なるほどなぁと妙に納得しています。
ある意味、STORMWITCHとはどういうバンドなんだ?そういう疑問と向き合った作風であろう。
前作の不評を受けバンドは解散。そして、古い看板を持ち出し復活を遂げた今作、賛否は当然あるだろうが、何はともあれ老舗バンドの復活劇に賛辞を送りたいですね。正直ハイライトは②なんですけど、中盤から徐々に盛り下がるんですけど、それも含めて愛すべき一枚です。専任キーボードプレイヤーの活躍、クラシカルなものは北欧だけではない、ジャーマンバロックも当然、クラシカルを主張するべき、そういう見方で聴くとこういう形に不思議はない。全力投球75点、ワタクシはこういうバンドが大好きである。

失恋船長 ★★★ (2024-02-15 01:01:48)


The Beauty and the Beast

前作で感じさせたメジャー感を倍増させた4枚目のアルバム。叙情的なメロディを軸に華やかさも加え、メンバーショットとジャケも刷新しイメージチェンジしていたので、然したる問題を感じないのですが、初期のパワーメタルサウンドに惹かれた人には随分と丸くなったなぁと感じるでしょうね。時代は1987年、それにしても恐ろしいですね。ポップさとキャッチネスさが増大しようとも、メロディックなギターリフとフレーズの美味しさ、明るい目の音だが、欧州産の湿り気もあったりと、ポップになったSINNERを思わせる音楽性にシフトする事に成功しています。表題曲の③なんてびっくりするくらいコマーシャル性に富んだ音楽性披露していますよ。彼らの音源に初めて触れたのは次作は初めてで、今作を聴いたときはちょっと驚いたものです。そして初期の3枚が、あれなのだから器用なバンドだったんだなぁと2度驚いたものです。時代に翻弄され決定打に欠けたバンドでしたが、どの時代の音源にも一本芯が通っており、今作のような大衆性が増したヨーロピアンメタルでも根っこにはメタルスピリットがソコかしこに蔓延り聴いてきて心地よいのです。メロディックなミドルナンバー④バラード⑤の流れなんかには、バンドの本質たる一面が強く感じられますね。

失恋船長 ★★★ (2017-02-12 16:31:49)


Dance with the Witches

一旦活動を停止後の'02年に再び復活し、発表した8作目で、Lee Tarot脱退後の作品では一番の出来だと感じております。
音作りも前作"Shogun"辺りの安っぽさが抜け、そのキャリアに沿った重さも感じさせる中々の仕上がりですし、曲の充実度が上がっているのがとにかくうれしい。
初期の頃のらしさを感じさせる④"The Knights Of Light"やケルティック(アイリッシュ?)なメロディを導入した⑤"The Devil's Bride"辺りも新鮮さがあって中々良いし、バラード系⑥"Nothing More"という流れも実によく考えられているのでは...と(但し、⑩"My World"のg.リフはSABBATHの"Heaven And Hell"のモノのパクリなのは...??)。
正しく、復活作に相応しい1作となったと思います。

聖なる守護神 ★★★ (2017-02-09 19:58:04)