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DEKONSTRUKTEUR DES FLEISCHES
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解説 - DEKONSTRUKTEUR DES FLEISCHES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-05-10 21:21:09)

2010年発表の2nd。

ショップの紹介でもデス寄りの音として紹介されていましたが、1曲目を聴く限りスラッシュメタルを更に重くしたような、ヘヴィな音作りに、正統派やメロデスに通じるメロウなメロディを取り込んだ、メタリックでダイナミックな音で、確かにヴォーカルを除いてブラック色少ないかな…と思いましたが、シンフォでオカルティックなイントロまで取り入れた2曲目でブラック流儀のトレモロが解禁、そこからはデスメタルの重さやかっこよさと、ブラックの邪悪メロウが心地良く入り混じった作風に。

この作品、前述の1曲目を始め、曲によっては殆どブラックメタルらしさを感じられなかったりするんですけど、それにも増してギターワークがかっこいいんですよね。ブラックらしいトレモロも勿論良いんですけど、それ以上に耳を惹くのが正統派やメロデスのような、メタリックにギラ付きつつもメロウ鎖を加味するフレーズ。これがスピードだけに頼らず破壊力を生み出す、ヘヴィな音像と融合すると、思わず圧倒されそうになってしまうほど。メリハリの効いた、ドラマティックな仕上がりの作品。何気にドイツ語での押韻を多用した、キレの良いヴォーカルも良い仕事してると思います。

根っからのブラック好きは、アンチクオリティ・アンチメジャー志向でない事に逆に物足りなさを覚える可能性もありますが、真性やプリブラだけでなく、メロデスやメロブラを平行して聴いている人にはかなりお勧め。むしろブラック愛好家以外にもアピールできそうな質の高さがあると思います。



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