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OVERKILL
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Twist of the Wick
/ Scorched
→YouTubeで試聴
重厚なイントロの焦らしを経て、屈強に刻まれるリフ&リズムが
力強く猛進を開始するスピード・ナンバー。テンポを落として
合唱を誘うサビメロと荘厳なコーラス・ワークなど、ライブ映えもバッチリですよ。
火薬バカ一代
★★★
(2025-03-04 23:52:59)
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The Grinding Wheel
アルバム毎に手を変え品を変え同じベクトルだがアプローチを変えて楽しませてくれた彼ら、オールドスクールへの復権。濃密なドラマを小気味よく聴かせ中弛みとは無縁の壮快感に溢れた傑作を連発した。7分越のオープニングナンバー、彼ららしさを詰め込んだ作風で一曲の中に多様なルーツをねじ込んだのは良かったが、正直長い、それは全般的に言えることで少々ランニングタイムが長いと感じる場面が目立った。あと、どうしてもドラムを音が気になる。それとアンディ・スニープの起用は、血湧き肉躍る苛烈なる高速サウンドの狭間で歯車の如きガチッとハマっているが、個人的には、そこまで大好きな音作りではない。
しかし、方向性を絞り込みラフなパワーを解き放った猛獣サウンドの痛快さ、そこのけそこのけOVERKILLが通ると言わんばかりにパワーメタル色の強いナンバーがツッコんでくる。やはり②のようなヤクザパンクメタルは大好きだ。良い意味でのキャッチーさが生きている。でもメタリカみたいにチョイと長いので詰めてくれると、もっと視聴感も上がったろう。セルフプロデュースだし、自分たちのやりたい音を現代メタルの名手にミキシングして貰うことで、古くて新しい新世代の古典サウンドに磨きを掛けたと言うことでしょうね。
このクオリティで文句を言われたら、それは悪質クレーマーでしかありませんし、雑誌のレビューで右を向いたり左に傾いたりする輩でもない限り、今作のもつ意味合いと放たれる無限のエナジーに圧倒されます。曲が長い短いは個人の趣味趣向の問題。IRONBOUNDも長かったが、今作とは方向性がチョイと違うので比較にならないし意味もない。何より彼らが素晴らしいのは、安易な原点回帰や過去の財産を食い潰すことなく、自らを見つめルーツを邂逅している。
前作よりも隙間があり立体的になった音像、そのおかげで聴きやすくなりました。ここは推奨されるべき美点ですが、個人的にはそうでもない。思想や理屈でねじ伏せるような知的サウンドでもないので、もっと下品な方が好きなんですよね。まぁ日頃、貧乏クサイ地下も地下のNWOBHMばかりを愛聴しているので、メジャー過ぎると照れくさい。しかし、紛れもない現代の古典だ。クラシックメタルを愛するモノの仕事である。
もはやスラッシュメタル云々で語るべき存在ではないだろう。これこそが真っ当なヘヴィメタルであろう。
失恋船長
★★
(2025-03-03 01:53:19)
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Armorist
/ White Devil Armory
→YouTubeで試聴
気合いの入ったオープニングナンバー
何度聴いても興奮しますねぇ
キャッチーもあり掴みとしては完璧でしたね
ノリノリです
失恋船長
★★★
(2025-03-02 22:38:02)
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Fever
/ Scorched
→YouTubeで試聴
『THE YEARS OF DECAY』の「Skullkrusher」を思い出すねぇ、いやー素晴らしい!
cri0841
★★★
(2025-03-02 18:32:33)
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Scorched
彼らほどのベテランはどうしてもマンネリとの戦いになるけど、聴き出すと
夢中にならざるを得ないwとうとう20枚目の2023年発表の盤石の作品!
ホントに衰えを感じさせないOVERKILL!ミックスはコリン・リチャードソンで
『Killbox 13』以来20年振りとの事。前作『THE WINGS OF WAR』から4年ぶりと
いう事もあり、今回はじっくり良い曲を揃えてきた。パワーメタル色が強いのも
ウレシイ。2曲目なんて最高でしょ!4曲目も凄い!7曲目もオールドファンなら
ニヤリですね。
彼らは『IRONBOUND』が節目で復活した感はあるが、それ以降は快進撃とも言える作品を
出し続けてますね!素晴らしいの一言です!
それにしても、ブリッツ元気やね~w凄ぇテンションや、正直呆れるw
cri0841
★★★
(2025-03-02 16:28:15)
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White Devil Armory
快進撃を続ける老舗スラッシュメタルバンド。前作からの勢いもそのままに、よりオーセンティックなメタルサウンドへと軸足を置いている。モダンさや無駄な鈍重さと手を切った近年の力作には迷いがない、その痛快極まりない作風においてスピード重視という姿勢は前作に譲るが、メタルの持つ危険な匂い、あの裏路地に入ってはいけない、チンピラメタル感が増量、ボビーのふてぶてしいギャングヴォイスもクールな切れ味を見せつけ、キカイダーの宿敵、ハカイダーの変身シーン、ナイフをキラリと光らせてからのジャンプ一番を思い出しますね。
パンクなアプローチの曲をあえて取り上げたのも挑戦的、もう大ベテランの域に達しているのに、こういう仕掛けをしてくるのにニヤニヤさせられる。彼らがメタルをいうジャンルの置いて、どれほど高い位置にいるかを改めて思い知らされた。前2作よりもレイトバックした作風、しかし音の方は現代的なテクノロジーの恩恵を受けているので抜けがいい。その切れ味は壮快感を呼び込み清々しい気分にさせられる。
ややベースが目立たないのは残念だが、それでも多様な音楽性を披露することにより前作から上手くバトンしている。これならば文句もいわれないだろう。頭のいいバンドである。サバスよろしくなドゥーミーなパートもカッコイイ、貫禄はあるが実にフレッシュである。この感性が素晴らしい。
メタリカは凄い、メガデス最高、いつものメガデスだとか、名前だけで持ち上げられるバンド、音ではなく活字で評価をする永遠のニワカユーザー、雑誌の評価などどうでもいい話です。芯がないから信用できない。
今作を前にして、名前でありがたがるなど、どれほど滑稽な事か。クラシックメタル界において彼らが先頭を走っている事は間違いのない事実である。2014年に80年代のパワーをそのまま持ち込み鍛錬されたサウンド。先を読ませないスリルと、強靱なグルーブから生み出される粗暴さ、その暴力的なリズムの上を華麗に突っ走る二本のギター、正確無比な阿吽の呼吸から生み出されるプレイは、スケボーのヴァーチカルみたいなアクロバティックさもある。これらが一体となることで聴き手を興奮の坩堝へと引き込む。頭からケツまで飽きさせずに一気に聴けるのも今作の特徴だろう。
今が旬であり最盛期だろう。
失恋船長
★★★
(2025-03-01 13:36:57)
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The Electric Age
前作で何かが吹っ切れたように感じますね。初期のスタイルに戻ったというのか、自らのルーツたるバンドに敬意を払いビルドアップされたスピード重視のサウンド、まさにこれをヘヴィメタルと呼ぶのではないのだろうか?細分化されたシーンにおいて逆に、斬新に聞こえる。
よりパワーメタル色が強まったのも古典及び正統派メタルを愛する猛者には、たまらない愛されポイントだろう。
ボビー・"ブリッツ"・エルスワースの癖の強い歌声もビタハマり、この声なくしてOVERKILLは成立しないと言わせるほど素晴らしいパフォーマンスを披露。轟音を響かせるリズムプレイに恐れ戦き、クールだが聴き手に圧を掛けまくる威圧感に飲み込まれそうになります。D.Dのベースも食らいつく獰猛さを見せつけ威圧感のあるサウンドに拍車を掛けてくれる。そんなアングリーなサウンドを司るギターワークは柔軟な表情を見せつけ聴き手を魅了。時には叙情味溢れるプレイで強烈なインパクトを心に刻み付けてくれます。繊細さと優美さ、そしてそれらとは真逆の表情を見せることで、表現した振り子現象、その鮮烈なるバイオレントさは年齢を感じさせないフレッシュ感に満ちあふれている。
今が全盛期、そういう言葉がピッタリだろう。冷めた激情、これぞニューヨーカーメタルの最高峰だろう。最後までテンションを下げずにやり切った、アッパレである。脱帽ですね。
失恋船長
★★★
(2025-02-28 16:13:23)
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Scorched
信頼と実績の叩き上げスラッシュ・メタル・バンド、OVERKILLが'23年に発表した20枚目のフル・アルバム。テキトーな片付けが災いして購入直後からCDの中身が家庭内行方不明になっていたのですが、先日掃除中に運良く発見(ACID REIGNの『THE FEAR』のケースの中に入っていましたよ)、こうしてようやく感想文を書くことが出来た次第で。
ブリッツの強靭なシャウトからD.D.ヴァーニの鉄球を転がすようなBランまで、衰えとは無縁のメンバーのパフォーマンスと楽曲構築術に支えられたサウンドは、微塵も揺らぐことなくOVERKILL流パワー/スラッシュ・メタル街道を爆進。ツインGの印象的なハモリが要所に散りばめられた本編は全体的にパワーメタル・テイストが優勢な仕上がりで、その風格たるや、バキバキに鍛え上げられた腹筋と俊敏なフットワーク、鋼の拳を武器に、切れ味鋭いジャブ&破壊力抜群のボディを巧みに使い分けてK.O.の山を築くベテラン・ボクサーの如し。そういう意味ではフィニッシュ・ブローに該当する「キメ曲」が見当たらない点に若干の物足りなさが無きにしも非ずなんですが、とはいえパワー全開の疾走ナンバーから、ディオ時代のBLACK SABBATHを思わすヘヴィ・チューン、アッパーに炸裂するパンク・メタル・ソングまで、個々の楽曲の強力さに支えられ最終ラウンドまでダレ場なし。特に劇的なイントロで掴みはOKな①、その勢いを引き継いで畳み込む②、ブリッツお得意のハイテンションVoが映える③、そして雄々しく猛進する④…と、息つく暇なく連打を浴びせてくるアルバム序盤にはぐうの音も出ないほど打ちのめされてしまいますよ。
OVERKILLに対する信頼が、また一段と増したことを実感させてくれる力作。
火薬バカ一代
★★★
(2025-02-28 00:39:47)
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Harder They Fall
/ Scorched
→YouTubeで試聴
近年屈指のお気に入り曲です。曲だけでもとても印象的なんですが、加えて歌詞が個人的空耳ツボにはまりました。
「腹ペコー!!」と連呼してるように聞こえるし、「ガラガラガラガラヘビー!!」と絶叫してるように聞こえます。
ええ、そんなくだらない理由ですが、とても愛着があり、繰り返し聴いています。
うにぶ
★★★
(2024-12-08 21:46:20)
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Believe in the Fight
/ The Wings of War
→YouTubeで試聴
1曲目が良いのは当たり前、問題は2曲目へのつなぎですよ。
そんなスレたことを考えるひねくれたメタラーを、問答無用でノックアウトする2曲目。ドラムスの入り方が実に良い。
強烈なんですが、リフにフックがあり、歌メロもキャッチー。こりゃ文句なしです。
うにぶ
★★
(2022-06-04 21:35:21)
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The Grinding Wheel
このバンドに関しては初期よりもIronbound以降の方が好きです。スラッシュでありながらメロディックな曲も多く、疾走感とヘヴィさのバランスがちょうどいい。
ずなきち
★★
(2018-02-24 09:50:50)
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The Grinding Wheel
2017年発表の18th。15thの「Ironbound」以降覚醒したかのように素晴らしい作品を連発している彼ら、
今回は彼ら本来のルーツに立ち戻ったかのように、スラッシュ度を抑え、極めてパワーメタル寄りの作風。
B!誌でのクロスレビューには驚いたが、それだけ多くのメタルのFANの注目を集める、また期待に応える
盤石の出来である事に間違いない。パンク、サバス、メロディとドラマティシズム様々な顔が覗く多面性を
持ちながらも、オールドスクールなメタルにスラッシュの鋭利さ、何のことはないいつものOVERKILLですね。
全部のアルバムを一応聴いてる一個人FANの意見としては、マンネリを感じることも事実だけど、④の
終盤のツインリードには痺れるし、⑧⑨⑩の流れは完璧!と強調しておく。カヴァー2曲も最高!
アルバム名はJPリスペクトだよね、コレ?
cri0841
★★★
(2017-03-19 16:50:04)
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The Grinding Wheel
まず結論から述べさせて貰うと、当たりです。大当たりです。
多彩なアイデアを盛り込んで畳み掛ける、ドラマティックな大作曲①⑩により本編がサンドイッチされているOVERKILLの新作は、ボビー“ブリッツ”エルズワースの「(今作は)エピカルな出来栄え」発言を裏付ける仕上がり。ややラフな方向に振られていた前作に比べると、へヴィ・メタリックな重厚感や整合性が高められると共に、メロディへの拘りも強く打ち出されていて、特にVoと2本のGが勇壮且つタイトに突っ走る⑤は、そうしたバンドの新たな試みが結実した名曲ではないかと。
それでいて、メロディが増量されても作品全体に甘口な感触や手緩さは皆無。皮肉げなハイピッチVo、筋骨隆々なリードB、時に重厚に時にメロディックに炸裂するツインG、一流ボクサーのワン・ツーばりの切れ味で放たれるDsという、各パーツが寸分の無駄も狂いもなく組み合わされることで、どんな衝撃にもビクともしない鋼の如き強靭さを獲得したパワー・サウンドはOVERKILL以外の何者でもありません。しかもそれをアンディ・スニープが肉厚で高密度な音作りで援護射撃するのですから、もう鬼に金棒という。
劇的に疾走するツインGのカッコ良さが辛抱堪らん③や、ストレートにぶっ飛ばす⑧⑨、素手でガンガンぶん殴られているような錯覚に陥るパンキッシュな②⑥、更にはドハマりしているIRON MAIDENの名曲“SANCTUARY”のカヴァー⑫(ボートラ)etc.…。ソリッド且つハイテンション、それでいてキャッチーに鍛え上げられた収録曲の数々を聴く度に、OVERKILLのカタログにまた新たな傑作が1枚加わったことをお祝いしたくなりますよ。
火薬バカ一代
★★★
(2017-03-16 23:24:14)
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The Grinding Wheel
ベテランバンドの余裕感は、一体どこからくるのだろうか。
決して結論ありきで、逆算で導き出しているわけではないんだけど....。
音楽性が似ている若いバンドも探せばいるんだけど、やっぱり何かが違うのである。
アルバムが売れなくなって久しく、アーティストにとっては難しい時代なんだろうけど、決して悪いことばかりではない気がする。
その一つが、このような良い現象を生んでいるのではないだろうか。
この新作、僕は好きである。
なんせ楽曲にひねりがあって、面白い。
スラッシュ・メタルのファンでなくても、十分に楽しめる内容に仕上がっている。
ストレートに疾走するよりも、僕はこちらの方が好みである。
今の時代、変に時流を読む必要はないし、周りからのプレッシャーも強くないハズである。
勿論、根底となる実力があってこその話しだけど、バンドが正常に機能すれば、こういった作品は生まれるのである。
僕なら、88点かな。
ヤングラジオ
★★★
(2017-02-11 22:04:56)
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White Devil Armory
絶好調な我らがOVERKILL!今回はバラエティ豊かな曲調。近作3枚と初期作を
合わせたような出来。総集編的?ブラストビートまで用いたアグレッシブな曲、
メロディアスな曲、ドラマチックな曲と緩急と付けた作風こそ彼らの真骨頂!
新たな「Under the Influence」的な1枚かも知れない。まあB!誌の点数は
ちょっと高過ぎる気はするし、最高傑作かどうかはちと疑問ですが。
個人的お気に入りはサバス的な⑤、エクソダス的な⑧です。怒濤のスラッシュ
⑥⑦は勿論、ドラマチックな⑪も最高ですよ!やっぱり必聴盤かなぁ、
聴かないのはソンっすよ!あと、guのデイブ・リンスクのプレイの
素晴らしさに触れておかねば。彼は過小評価されているよ。彼に限らず、
この5人の布陣は最高だと思う。
cri0841
★★★
(2014-09-07 18:29:23)
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Armorist
/ White Devil Armory
→YouTubeで試聴
ここ数作のOPナンバーと比較するとエピック・メタル成分は控えめですが、
その分、噛み付くようなブリッツのVoと、鋼の如きリフ&リズムの鉄壁が
聴き手をオラオラと煽り立てる、剣呑なノリの良さが全編に充満。
「青森!」「青森!」コーラスは思わず一緒に歌いたくなりますね。
火薬バカ一代
★★★
(2014-08-23 00:26:38)
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White Devil Armory
今現在、最も信頼のおけるスラッシュ・メタル・バンドの一つとして、即座にその名前の思い浮かぶOVERKILLが、'14年に発表した待望の新作。
近年はへヴィ・メタリックな方向にギアを一段も二段も上げた作風が印象的ですが、今回は整合性や湿ったドラマ成分は控えめ。その代わり、彼らのもう一つのルーツであるパンク・ロック・テイストを前面に押し立てたサウンドは、聴き手をオラオラと煽り立てるVoとGリフのテンションの高さ、金属の塊をブチかますかの如きリズム・セクションの硬質感はそのままに、全体的に破天荒なノリの良さを拡大。ボートラ収録のNAZARETHのカヴァー⑬等はその証左と言え(別にNAZARETHはパンク・バンドじゃないけど)、現ACCEPTのマーク・トニーロがゲストVoとしてボビー“ブリッツ”エルズワース(Vo)と掛け合いを繰り広げる様なぞ、ウド・ダークシュナイダーとジョン・ギャラガーが競(狂)演したRAVENの“ワイルドで行こう!”を思い出すハイテンションっぷりで最高ですよ。
無論スラッシャーとしての本分にブレもないことは、破壊力満点のスピード・ナンバー②⑥⑦にクッキリと刻まれており、またツインGを活かした重厚感溢れる⑧⑪のような、欧州メタル寄りの楽曲も押さえるなど、アルバム作りに抜かりなし。
一聴、前2作ほどのインパクトは受けないかもしれませんが、OVERKILL印の焼き付けられた力作であることは疑いようのない1枚です。
火薬バカ一代
★★★
(2014-08-20 22:30:33)
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White Devil Armory
2014年7月リリースの17枚目。
前作は速い曲が多かったけど、今作は緩急織り交ぜている。
ここ4作くらいの中で最も充実しているという印象を受けた。
何度か聞き込んで気づいたのは、リフはさほど複雑ではなく、むしろシンプルなものが多いのではないかということ。
PVになった2曲は特にそう感じる。ただし単調に感じないのは曲作りの妙と言うべきか。
もうすぐデビューから30年というのに、作品を発表するたびに若返っている彼らにはただただ驚いてくる。
過去の作品で食いつないでいる某バンドよりも評価されてほしいと思う。
いままでの30年、紆余曲折があっただろうし、ブリッツ(Vo)は55歳になったけど、いまから30年後も我々を満足させてくれる作品を発表してくれるに違いない。
k-blitzkrieg
★★★
(2014-08-17 10:10:28)
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The Electric Age
Overkillは全然聴いたことがありませんでしたが、評判がいいので買ってみました。
これは凄まじいテンションのアルバムですね!
とても中心人物が50過ぎに感じません。
音質は超良好。
すべての音がクリアーで音圧もあり、ベースのバキバキした音が特に気持ちいいです。
ドラムも気持ちよくスラッシュビートを中心に疾走。
ギターもザクザクとキャッチーなリフを刻みまくり、時折メロウなフレーズを入れてくるのがイイですね。
ヴォーカルは結構クセがありますね。最初はちょっと抵抗ありましたが、聴き続けてたら気にならなくなりました。
今では好きです。
DestrcutionのMetal Dischargeのところで「所持CDの中で最もカッコイイ作品」みたいに書きましたが、このアルバムもそれに負けないくらいカッコイイです。
GOD
★★★
(2013-02-20 23:18:42)
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The Electric Age
2012年発表の17th(実質16th?)。前作に劣らぬ優れた
パワー/スラッシュメタル作品!
今回のアルバムの方が彼ららしいなと思うのは、
よりロックンロール・テイストを強く感じるからか。
同時に彼らが本来持っている正統派メタルも織り込まれてるのが
たまらないね!
あと前作は冒頭3曲のインパクトが強かったが、
今回は4曲目以外は全てキラーチューン!隙がない!
前作の時も思ったけど、「RUST IN PEACE」の頃の
MEGADETHをよりストレートにしたような感じ。
ギターのデイブ・リンスクが非常にメロディアスな
ソロを弾いていて、思わず唸ってしまう。
凡百のスラッシュメタルと違って、病的なところがあまり無く、
明るく健康的なのがポイント高い。
彼らを初めて知る人は、迷わずこれと「IRONBOUND」を
セットで揃えて欲しい!
cri0841
★★★
(2012-06-17 21:31:23)
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