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CURSED, SCARRED AND FOREVER POSSESSED (2008年)
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CURSED, SCARRED AND FOREVER POSSESSED
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解説 - CURSED, SCARRED AND FOREVER POSSESSED
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-10-24 23:42:20)

2008年発表の1st。

鬱ブラックにも通じる、気が滅入ってくるような陰鬱なメロディを、ジリジリと聴き手の正気を奪うような音色のギターリフに乗せて展開する、地下でカルトな雰囲気の強いブラックメタル。ただ鬱々としているだけでなく、どこかDMDS期のMAYHEMを思わせるような、背徳的なムードも漂っているのも特徴で、メロディの陰湿さと裏腹の猛然とした疾走にはなにかタガが外れたような狂気を感じられます。

何気にヴォーカルの表現力が高いのも個人的にツボなポイントですね。
ブラック特有のがなりスタイルながら、恨みと憎しみに囚われた亡者が腐った肉を引き摺りながらもがいているような、粘着質で真に迫った感じがある。特に凄まじいと思ったのは「All Praise to Thee」で、恨み以外の感情を全て捨てて、遺恨のみを吐き出し続けているような、異様な迫力があって素晴らしい。歌った後暫くはあっちの世界から帰ってこれなそうな感じ。

ちなみに当時はライブではKEEP OF KALESSINやANTARES PREDATORに籍をおいた経験もあるGhash氏が加わり、このアルバムでも「Truth is Truth, Beyond the God」に参加してますが、それらのバンドのようなメタルとしての真っ当さは皆無で、徹底して地下臭い雰囲気を醸し出してます。アングラなブラックをある程度聴いている方にはお勧めです。



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