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HATRED FOR MANKIND (2009年)
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HATRED FOR MANKIND
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解説 - HATRED FOR MANKIND
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-07-12 21:21:47)

2009年発表の1st。

これはかなり面白くてカオスなアルバムですね。
ノイジーな音質に時折トレモロリフを絡める音の聴き心地は、ほぼプリミティブ・ブラックに近いものがありますが、最近お約束のノイズ・ダークアンビエント要素を始めとして、デスメタル的なブルータリティ、スラッジ・ドゥーム的なリフの引き摺り感など、様々な要素を取り込んで、質量感すら感じられるどす黒い混沌が辺りを包むような、カオティックでアヴァンギャルドなスタイルに仕上がってます。

しかも、それらの要素の取り込み方が、半端なくセンスが良いんですよね…例えばハードコアの炸裂感と、スラッジの引き摺り感を掛け合わせたようなパートでは、健全さの全く感じられない、黒い爆発力が生まれてますし、ヴォーカルのデスメタル的なグロウルは、聴き手の耳に暴力的にカオスな世界観を叩き込んでくれます。こうした高い曲作りのセンスが如何にろくでもない方向に向けられているかは、チャールズ・マンソンの演説を曲中にサンプリングしている事からも類推出来るでしょう。

昔ハマったゲームの「ファイナルファンタジーV」では、ラスボスが大技を繰り出す前に「宇宙の法則が乱れる」とメッセージが出ましたが…この音を聴いてて、不意にそれを思い出してしまいました(笑)。ブルータルかつ、どす黒くて混沌とした音、そういうものが好みな方にはモロにツボでしょう。あまり似たバンドも思い浮かばない独特の作風ですし、興味ある方は是非。



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