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CAULDRON (2008年)
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CAULDRON
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解説 - CAULDRON
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-05-05 23:28:19)

2008年発表の2nd。

正直、最初の印象では「地味な作品だな…」と思って、暫く封印入ってたアルバムなんですけど…聴き返してみたら、意外と良い作品だと思いました。最初地味に感じた理由としては、トレモロリフによる叙情性の高いメロディではなく、平坦気味な圧力のあるリフを中心に展開することが挙げられますが、改めて聴くとこのリフが山の様な魔人が傲然と見下ろしているような、黒いエネルギーを生んでいるように聴こえるんですよね。

そのリフに塗り潰された視界の中で、暴虐なリズムが炸裂すると、まるで魔人が嘲笑いながら岩を落としているような、立ち向かうことすら困難な圧倒的な暴力性が生まれてるように感じますね。時々、薄いメロディを伴ったリフも弾いてますが、これが凄く良いアクセントになって耳を惹きます。音像はエクストリームメタル然としているのに、ここまでオブスキュアで不気味なメロを取り入れてるのも珍しいと思う。

一般的なメロブラのような即効性は低いかもしれませんが、これはこれでかなり良いアルバム。ほんと、落ち着いて聴き返してみるとなんで封印入ったのか不思議に思えるほど良い作品なんですよね。



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