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ここにいたこと (2011年)
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ここにいたこと
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解説 - ここにいたこと
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-04-26 20:24:37)

2011年発表の1st。

この前にもベスト盤/コンピレーション盤的な性格のアルバムは何枚か出ているようですが、オリジナルのフルレンスとしてはこれが一枚目らしいです。…ここのコメント欄を見ても分かるとおり、商業的な売り出し方やメディア戦略からか、一部の人間からは蛇蝎の如く忌み嫌われてるようですが、逆にそこまで言われると聴きたくなっちゃいますよね、ミーハー代表としては(笑)。以前聴いたフライングゲットやヘビーローテーションも悪くなかったですし。

しかし、結論から言えば「無難なアルバム」という感じで、アンチ的な立場を取ってる人を改宗させるには、ちょっと弱いかな…という印象。アルバム曲にごく普通のポップスが多くて、初見では一人ひとりの歌い方の個性がほぼ分からないであろう斉唱スタイルの多いアレンジとも相俟って、個人的にアイドルポップスには不要だと思う、「中庸感」が強く感じられてしまうんですよね…。

ただ、一曲目の「少女たちよ」は清涼感あるポップスで、期待感を煽ってくれるし、11曲目の、歌詞がメンバー紹介で内輪受けと思わせておきながら、実は鬼キャッチーなサビを持つ「チームB推し」から、親しみやすいメロディが続くシングルの曲を連発する後半はかなり持ち直している感じ。「ポニーテールとシュシュ」なんかは如何にもカラオケ向きで私好みだし、「Beginner」は個人的に彼女達のイメージにはなかった力強さも感じられて、結構楽しめました。

私としては、「少女たちよ」や「チャンスの順番」の系統の曲を薄めた感じの、普通っぽい曲は外して、シングル曲以上のキャッチネスを持つ曲かインパクトのある曲をがっつり入れてくれれば、もっと良かったのに…という感じです。秋元さんのマネーパワーに物を言わせて最強の手札を大人気なく集めました…みたいなアルバム構成にしてくれれば言うことなしなんですけどね。ただ、16曲も入って1980円と、一般アーティストのアルバムより安めなのは嬉しい所。



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