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In Stereo (失恋船長)


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MARK SPIRO - 最近の発言
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Now Is Then, Then Is Now

最近フロンティアからベストアルバムをリリースしたAORマスターと呼んでも差し支えのないマーク・スピロの3枚目のアルバム。既に楽曲提供を行い名を挙げていますが、彼の本文はアーティストであり有能なシンガーでもあります。
その繊細なハスキーヴォイスは、哀愁をまとったアーバンなAORサウンドと相性も良く、ハスキーヴォイスが運んでくる刹那な哀愁がロマンティックなメロディの中で一陣の風となり吹き抜けていきます。思わずコートの襟を立てたくなりますが、哀愁をたたえたサウンドはフックも満載、素直に心に響いてきます。
とにかくAORな唄モノロックを愛する方ならビンビンに響くでしょうね。リリース時が1996年でなければ相当、話題をかっさらうような隙のない作りとクオリティを保持、どうして国内盤がなかったのかと不思議に思うくらい出来が良いです。日本人の心に訴えかける繊細で情緒のあるメロディ、打ち込みベースのリズムセクションだって問題ないでしょう。ギターにはマイケル・トンプソンとティム・ピアースの名前もあり職人が揃っています。このロマン溢れる叙情派サウンドに心を掴まれる唄モノファンは多いでしょうね。
アルバム一枚通して聴きたくなる作品です、どれも欠けちゃダメだよねと言いたくなるくらい粒が揃っています。個人的には大好きなアルバムですね。唄モノとしては名盤と誉れ高いミカエル・アーランドソンの1stよりも上だと思いますね。
そんくらい完成度が高い作品です。

失恋船長 ★★★ (2022-01-21 16:20:13)


In Stereo

著名なアーティストに楽曲を提供している事でも知られるマーク・スピロの1st。もろ80年代チックな浮かれ具合も目に浮かぶ打ち込みサウンドと原色のキツイステージ衣装も目に浮かびそうな軽やかな電子音に拒絶反応を示す自分もいますが、フックに富んだメロディを生かしたキーボード主体のサウンドが絶妙な所を突いてくる、大人の魅力溢れるロマンティックなバラード⑤サックスの音色もエエ感じで鳴り響き丁度いい、雄大なメロディを歌い上げる①チャカポコしたリズムも癖になる②バブリーさも逆にエエよと言いたくなる80年代印満載の③、ハード目のダンサンブルな④と多種多様な楽曲を用意しマークのパンチの効いたエモーショナルな歌声を存分に生かしたアレンジを軸に何を聞かせたいかを明確にしている辺りが実に憎い。後半も前半同様ミドルナンバーを中心に軽すぎず適度なロック色を塗した打ち込みサウンドで聴き手を迎えてくれるのでAOR風のロックサウンドが好きな人にはたまらんでしょうね。90年代によう聞いた思い出深い一枚、この手のアルバムを聞いた後は鬼のようなヘヴィな楽曲でバランスを保っていました。

失恋船長 ★★★ (2015-10-02 13:50:12)


Now Is Then, Then Is Now


1996年発表3rd メロハー、AORハード
ボーカルの声質(カスレ声)のせいもありますが、ドライな感じがします。
さすがに有名アーティストへ曲を提供するだけありこのアルバムも
どの曲にも必ずフックがあり、あっと言う間に聞き終えてしまいます。
個人的にはこの頃の路線で進めてほしいのですが、最近のアルバムは若干
方向性が変化しているようです。
現在入手は非常に困難であるかもしれませんが見つけることが出来れば
即GETをお勧めします。

てんち ★★ (2007-11-10 22:19:00)