先週『The Boat That Rocked』というイギリス映画を観てきました。 1966年に実在した、24時間ロック・ポップスをかけまくる船の上の海賊ラジオ放送局の話です。そこに集う一癖も二癖もあるDJやクルー達の非日常的日常が描かれてます。 時代設定の都合で選曲は古めだし、まだHM/HRも確立してませんが、くだらないことに全力尽くして楽しむ人々の姿には本物のロックスターと同じくらいロック魂があります。中でもカリスマDJを演じるリス・エヴァンスの風貌・キャラクターは一番ロックスターです。The Rolling Stonesの「Jumpin' Jack Flash」をバックにした登場シーンは文句なしにカッコいい。 個人的着目点は放送局のリーダーを演じたビル・ナイ。そう、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでタコ船長ことデイヴィ・ジョーンズを演じた俳優。素顔はスマートな英国紳士である彼は、本作ではジャック・スパロウ以上にロックな「船長」でした。 日本公開は夏頃でしょうか……。
『パイレーツ・ロック』再度観てきました。 やはりこの映画に流れるロック・スピリットは何回観ても飽きません。 あと、The Rolling Stonesの曲の挿入の仕方が良いですね。リス・エヴァンス演じるカリスマDJ登場シーンに「Jampin' Jack Flash」、海賊ラジオが違法とされた後も放送を続ける時に「Let's Spend The Night Together」と、もとよりカッコいい名曲がカッコいいタイミングで流れて更にカッコ良くなる。 ラストに流れるDavid Bowieの「Let's Dance」も最高のクロージングです。 唯一の不満は宣伝が少なく、上映館数も少ないこと。 ロックは不滅ですが、ロックに対する冷たさも残念ながら未だ滅してくれずか。
Green Day、Rancidらパンク勢が声優を務めた罰当たりパペット映画『リブ・フリーキー! ダイ・フリーキー!』をDVDで観ました。 マンソン・ファミリーによるテート/ラビアンカ惨殺事件がモチーフなんですが、何かでかいメッセージを打ち上げているわけでもなく、チャールズ・マンソンの思想をピックアップしてるわけでもなく、本当に度の過ぎた悪ふざけといったところ。初期のGreen Dayの悪質な悪戯伝説を知っていると頷けるところもあるのですが……。