正式にはコピーコントロールCDのこと。セキュアCDとも呼ばれている。
日本ではレーベルゲートCDも同ディスクの技術を応用したCDだと認識されている。
仕組みは簡単。CDに意図的に間違ったエラー訂正符号を記録しておくことによって、
誤り訂正機能が正常に働かなくなる仕様が基本となっている。
当然、通常のCD企画からしたら逸脱した仕様であるため、
オーディオ機器に不具合を生じさせる原因となってしまう問題がある。
ただし、EU盤で採用されている方式はレッドブッグに則った仕様であるため、
大半のコピーコントロールCDが抱える問題をクリアしつつ、
MDやDATなどへのデジタルダビングもできないようにしている。
また、構造上、どうしても再生時に音質を下げてしまうようになっている。
日本での導入当時、アーティスト側には「音質は変わらない」という
嘘情報を伝え、コピーコントロールCDとして発売させるケースが多数見受けられた。
しかし、元からCDの仕組みを知っているアーティストや
嘘情報を見抜いたり、ファンからの情報で真実を知ったアーティストも存在し、
あらゆる手段を用いてセキュアCD化を回避している。
中には自ら実験台となり、売り上げ次第でレーベル自体CCCDを撤廃するように求めたものもいる。
が、著作権について考え直す機会としてあえて採用するものもいたことはいた。
結局は再生機器に不具合を生じさせる機能やアーティスト側とリスナー、
双方からの反発が強くなり、かえって違法コピーを反乱させてしまった、
コンピューターウィルス付きのCCCD発売、CD-DA作品でのミリオンセラー、
HDD型携帯音楽プレイヤーの普及などにより、次第に導入しなくなっていった。