映画などのタイトルでもそうですが、これは語学上意外と難しい問題ですよね。英語では意味が通るんですが、それを日本語に当てはめるのは非常に困難なんです。で、原題をそのままカタカナ表記すると異様なまでに長くなったり、タイトルのインパクト自体が薄れたり、英語が判らなきゃ何にも判らない、なんてことになるし。かと言って和訳してしまうと、本来のミュージシャンの意図とは違った物になりかねないし。難しいもんですね。 ワタクシ自身、現在米国にて生活中ですが、日本に帰国した際に映画の題名を検索するのに非常に間際らしいことがあります。原題を見てから改めて、"あぁ、この映画だったのか。"ということが度々あります。 エアロスミスの"Walk This Way"も"お説教"なんて邦題が付いてましたね。クィーンの"Another One Bites the Dust"は"地獄へ道づれ"と聖飢魔IIのようです。本来は"Bite the Dust"で"打ち倒される、死ぬ"という意味です。つまり王様的に直訳すると"もう一人死ぬ"という事でしょうか? ボン・ジョヴィの"Slippery When Wet"(邦題は"ワイルド・イン・ザ・ストリーツ")みたいに収録曲の中からタイトル化するのもいいアイディアかも。 ちなみに"Shot in the Dark"の本来の意味は暗闇で発砲することという意味から"当てずっぽう"という意味です。さすがに"暗闇にドッキリ"はどうかと…。
>LUKEさん QUEENのANOTHER ONE BITES THE DUSTって確か音楽会がロックからディスコに以降し始めた時期で要するに「新しい音楽が一つ登場すると古い音楽が一つ死ぬ」というQUEEN流のブラックジョークだったと思うんですが私も記憶が曖昧です。 BON JOVIのSLIPPEERRY WHEN WETも「路面スリップ注意」ですからねえ。私は「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」にして正解だったと思います。
Scorpionsのアルバムの邦題も、今見てみると「痛~っ」ですよね(水爆) Lonesome Crow『恐怖の蠍団』 Fly To The Rainbow『電撃の蠍団』 In Trance『復讐の蠍団』 Virgin Killer『狂熱の蠍団』 Taken By Force『暴虐の蠍団』 Tokyo Tapes『蠍団爆発!!』・・・特にコレが・・・ Animal Magnetism『電獣』 Blackout『蠍魔宮』 Love At First Sting『禁断の刺青』 この他にもKissが"地獄"つながりだったり、Deep Purpleが"紫"つながりだったり・・・。 う~む、やっぱ原題に勝るものは無いっすねぇ・・・。 唯一Jeff Beck「Cause We've Ended As Lovers」の"悲しみの恋人達"だけが勝っているかなぁ~、と。
メタルを含め洋楽の邦題をいろいろ分析してみました。 1 直訳系 「WE'LL BURN THE SKY」(SCORPIONS)→「空を燃やせ」 2 地名系 「WE BUILT THIS CITY」(STARSHIP)→「シスコはロックシティ」 3 なんでもロックンロール系 「KEEP YOURSELF ALIVE」(QUEEN)→「炎のロックンロール」 4 語呂合わせ系 「I STILL CAN'T GET OVER LOVING YOU」(レイ・パーカー・ジュニア)→「アイ・STILL・愛してる」 5 妄想・飛躍系 「CITY」(STRAPPING YOUNG LAD)→「歌舞伎町から超鋼鉄重低爆音」 6バンド名・イメージこじつけ系 「LICK IT UP」(KISS)→「地獄の回想」 などいろいろありますわ~(笑)