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So Much Love to Give / L.A. Blues Authority, Volume II: Glenn Hughes: Blues (失恋船長)
Made In Sweden (失恋船長)


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So Much Love to Give / L.A. Blues Authority, Volume II: Glenn Hughes: Blues
情感たっぷりグレンの絶唱が光るブルージーなバラード
これもグレン・ヒューズの魅力です
ギターも味わい深い

失恋船長 ★★★ (2024-08-19 11:18:28)


Made In Sweden

神の声を持つ男と皆から賞賛される我らがグレン・ヒューズ。素晴らしい才能を持っていながら薬物にアルコール問題と悪癖のせいで、無駄な時間を長年にわたり過ごした男。そんな失意の中、再起を図るグレンに手を差し伸べたのは北欧のミュージシャンだった。
北欧から捲土重来とばかりにソロアルバムをリリースするグレン。
そんなグレンが1993年から94年の間、北欧で行われたライブ音源をひとまとめにしたコンピ作。従って音圧は落ち着かない。またサウンドボート録音みたいなラフミックスであり、正規品なのか?と不思議な気持ちになるが一応は、配信盤があるのでオフィシャルな契約は交わされているのだろう。
まぁオフィシャルブートレッグと呼ぶに相応しいでしょうね。マイクもハウるしね。
そこが逆に生々しい、まるで実際にライブ会場に足を踏み入れたかのような音源集である。

大半はBURNING JAPAN LIVEにも収録された曲だがアレンジが違う、そこがライブの旨味。またオープニングナンバーがあの、第二期パープルの名曲中の名曲から幕開けというのも興味をそそられる。
歌われ継がれる③におけるグレンによる絶品のパフォーマンスに酔わされる。それは⑩でも同様。スタンダードなナンバーだからこそ、神がかったグレン・ヒューズのパフォーマンスに魅了。ラストはL.Aブルースアンソロジーからという美味しい選曲。ちなみに配信盤にはインタビューは割愛されているので13曲、ラストの三曲はアンプラグドライブという趣、でもFROM NOW ONが終わったらインタビュー始まるけどね。

とにかく現物は見たことがなく、どういう経緯で販売されたものなのから知る由もありませんが、北欧で精力的にライブ活動とプロモーションを行っていたことを知りましたね。

失われた時間を取り戻すように、90年代から現代まで神の声を惜しげもなく世に披露したグレン。今作はそんな最初期のパフォーマンスを味わえます。老いは隠せない、最近のグレンは確かに衰えた。それだけに今作との出会いは感慨も一入でしたね。

スタジオ版以上に迫力の増したグレン。そのライブならではの臨場感、アドリブも素晴らしい。

失恋船長 ★★★ (2024-08-13 00:14:57)